【極上の相場格言】― カネがなくても知恵がある!― -4ページ目

…相場格言…「罫線は見るものでなく、読むものである」(相場格言)

…相場格言…

「罫線は見るものでなく、読むものである」(相場格言)


kabuIM0000999 いつもチャートの高下を眺めているだけでは気の迷いを誘うだけ。音楽を志す人が譜面を読めるのは当然ですが、優れた奏者ともなれば他の奏者や観客のことが譜面に写るもの。罫線は相場の実勢や人気など、いろいろな要素が織り込まれた、いわば一枚の譜面とおなじ。譜面の行間を読む作業がチャート・リーディングに相当します。大切なのは予測することでなく、自分が現在どのような状況にあるかであり、罫線の浅いところで判断することなく、あらゆる角度で検討しながら相場を読む習慣をつけたいものです。


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◆「罫線は足跡を見て次を予想するものではない。自分で捉えるものだ」(岡半右衛門)

◆「相場の予想は向こうから外れる」(相場格言)

◆「相場が先手、罫線は後手」(相場格言)

…相場格言…「罫線は相場師の杖」(相場格言)

…相場格言…

「罫線は相場師の杖」(相場格言)

テクニカル分析は後講釈であるという意見があります。たしかに相場が先手で罫線は後手であることは紛れもない事実であり、罫線が相場を捉える確率は絶対的なものではありません。罫線の活用で誤るのはこの一点であり、この格言にある相場師の杖というひと言が、罫線が斬れ味鋭い日本刀ではなく、ただの杖だと語っています。罫線本来のつかい方は、陰陽線におぼろげながら写る相場の紆余曲折にこれから出現する相場の方向性を感じとること。最終決定は投資家の総合的な判断であり、相場は見方ではなくやり方で決まるものなのです。
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◆「足取りは行軍のごとく、節々は要塞のごとし」(本間宗久)

◆「足取りは節が超えるか、超えられないかを研究することにあり」(葛岡五十香)

…相場格言…「ドタバタは避けよ」(ウォール街の格言)

…相場格言…

「ドタバタは避けよ」(ウォール街の格言)


ウォール街らしい格言ですが、日本には「相場は戦なり、されど戦わずして勝て」という格言があります。投資の目的はおカネを増やし豊かになることであり、売買することではありません。たとえ戦闘に勝っても戦争に負けては意味がない。

おおくの投資家が売買をはじめるのは、もっとも体力を消耗しやすい人気相場が出現してからです。この時期の商いは頻繁に起こる崩しや煽りの動揺でドタバタすることがおおく、相場について行く自信がなければ、いちどドタバタ銘柄を外すと良いでしょう。腰が据わった投資家になればじつに堂々としたもの。これで市場をうろつく習慣がなくなり、ドタバタ売買から開放されることでしょう。

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◆「相場は戦なり、されど戦わずして」(相場格言)

◆「ぼうふらや、蚊になるまえの浮き沈み」(相場川柳)

◆「ドテン商い、チャブつきの素」(相場格言)

◆「年寄りの物忘れ、若者の無分別」(処世訓)

…相場格言…「鬼より怖い一文新値」(相場格言)

…相場格言…「鬼より怖い一文新値」(相場格言)


一文新値とは底値から上昇に転じたものの、前回の高値を一円しか抜けない状態。こうなると市場はここまでもどすのが精一杯と判断し、力尽きることが多い。新値をどれぐらい抜けるかはじつにヤキモキするところで、一円の壁が鬼より怖く見えることからこの格言が生まれました。ここから先に進むには、遊園地のお化け屋敷といっしょでだれかが先に先導してくれたほうが自分のショックが少なくなります。これを罫線の生路熟路といいますが、値動きはここから先の足取りを模索しながら歩むことになります。
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◆「新値には黙ってつけ」(相場格言)

◆「一文惜しみは天底逃し(相場格言)

◆「一円を笑うものは一円に泣く」(処世訓)


…相場格言…「場味につられ売買するな」(相場格言)

…相場格言…「場味につられ売買するな」(相場格言)


場味とは市場の活気や雰囲気のこと。場味がよいとは、ニュースなどの材料を素直に吸収して値動きが高下している状態をさしますが、理屈どおりに相場が運ぶことは滅多にないので、ゆがんだ状態で展開するのが市場だと悟るべきです。


場味が悪いといって自分が退いた直後に反発したり、その逆に場味が良さそうなので深追いしたところチャブついた。これらはすべて場味につられた商いです。人は環境によりつくられるものですが、場味に左右されているうちは儲けることはできません。
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◆「割高に売りなし、割安に買いなし」(相場格言)

◆「懐勘定で相場を張るな」(相場格言)

◆「安値に惚れて買い急ぎするな」(相場格言)

◆「安物買いの銭失い」(ことわざ(日))

◆「値に惚れて、売買するは慎めよ、大相場ではきっと損する」(近世いろは相場金言)


…相場格言…「若い相場は目をつぶって買え」(相場格言)

…相場格言…

「若い相場は目をつぶって買え」(相場格言)

若い相場は感受性が豊かです。したがって材料に対しても敏感で相場をぐんぐんリードしてゆくので、力強く新値を切ってゆく銘柄には思いきって乗るべきだ。これが、この格言の大意。

このやり方で重要なのは踏切りのタイミング。こどもの“なわとび”のようなもので、そのコツをつかめば上下動する値動きのあいだで勢いに乗り利益をあげることができます。一抹の不安が残るときは、まず斥候として打診買いを入れ、その手応えから確信を得ること。短期戦のキモはなんといっても活きのよい銘柄の早期発見です。これが動き始めれば大幅な噴き上げ見せることになります。
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◆「負けることへの恐怖こそが、負けの元凶となるのである」(ジャック・D・シュワッガー)(相場格言)

◆「株を買わずに時を買え」(相場格言)

◆「乗りかけた船には、ためらわず乗れ」(ツルゲーネフ)

◆「あまり考えすぎる男は危険である」(シェークスピア)


…相場格言…「トレンドはフレンド」(ウォール街の格言)

…相場格言…

「トレンドはフレンド」(ウォール街の格言)


相場の方向性や勢いに着目し値幅をとるトレンドフォローの基本的な考え方で「The Trend Is Your Friend」といいます。ごく初期のトレンドフォローの考え方は犬の散歩で説明されることがおおく、あちこち寄り道する犬と無駄なく目的地にむかう飼い主の歩数でその結果を示します。ムダな売買をすれば、飼い主ではなく犬になってしまうわけです。もちろんティッカーに歩調をあわせるスタイルが万能ではなく、この逆が「Not Your Friend」。必ずしも市場があなたのフレンドではあるとはかぎりません。
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◆「潮に逆らって泳ぐのをやめ、時の流れと共に生きなさい。そうすればあなたの潜在意識はいきいきと働き出し、あなたはめぐりくるチャンスを逃すことはありません」(マーフィー)

…相場格言…「ひとつの籠にすべての卵を盛るな」(ウォール街の格言)

…相場格言…

「ひとつの籠にすべての卵を盛るな」(ウォール街の格言)


ひとつの籠にすべての卵を容れておき、もしそれを落してしまったらすべての卵が割れてしまう。よって卵はいくつかの籠に分散しておくべきだ。

むかしは投信のセールストークにつかわれた格言ですが、この格言には英国の「すべての卵をひとつの籠にいれろ」という反対句もあります。ですから効率本位ならば集中投資。リスクを避けるのならば分散投資を選択すればよいのです。
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◆「大切な荷物を一隻の船に積めば、一度に沈没する危険がある」(ことわざ(英))

◆「すべての卵をひとつの籠にいれろ」(ことわざ(英))

◆「倒産のない資本主義なんて、地獄のないキリスト教のようなものだ」(フランク・ボーマン)



…相場格言…「木を見て森を見ず、森を見て木を見ず」(ことわざ)

…相場格言…

「木を見て森を見ず、森を見て木を見ず」(ことわざ)


「木を見て森」はひとつの銘柄に気をとられて市場全体を見ないこと。「森を見て木」は市場の雰囲気に押され個の善し悪しを探求できなくなることです。どちらも一理あり、常に市場全般と個別を比較することをすすめます。


市場という森は魑魅魍魎が住むところ。仕手株の木には真っ赤に熟した毒リンゴが実り、森には好材料でカモフラージュされた巧妙なトラップが仕掛けられているのです。リスクを分散せずひとつのアイデアに集中することは危険です。


投資には「着眼大局、着手小局」という原則があります。相場はまず全体を把握し、細部を詰めるのはそれから。獲物を物色するよりも市場全体を見渡し、自分の資金や期間にあった道を見つけることが先決です。

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◆「絵画とケンカは遠くからながめろ」(ことわざ(英))

◆「市場はもっとも見事な畑である」(ことわざ(英))

◆「チェス盤の上でチェスをしてはいけない」(ことわざ(英))


…相場格言…「木は庭に植えず山に植えよ」(相場格言)

…相場格言…

「木は庭に植えず山に植えよ」(相場格言)


庭に木を植えると日々の成長が気になり、焦れったいものだが、離れた山に植えておき、忘れたころに見に行くとちゃんと立派な木に育っているものだ。よく知られた格言のひとつですが、このやり方で銘柄が増えすぎると、なにをどこに植えたのか、さっぱりわからなくなるので植え過ぎは考えもの。成長の見込みのないものは早々に切り倒してしまうべき。

着実に成長を遂げてくれる大勢銘柄に限り有効な考え方です。
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◆「富人は来年を思い、貧人は眼前を思う」(ウォール街の格言)

◆「遠方の相場する人利益あり、近く見ぬだけ迷い少なし」(近世いろは相場金言)

◆「株式投資とは、いい株を見つけて、いい会社であるかぎり持ちつづけること。これに尽きます。」(ウォーレン・バフェット)