…相場格言…「相場中毒はアル中とおなじ」(相場格言)
…相場格言…
「相場中毒はアル中とおなじ」(相場格言)
「常に市場に居なければならないと考える者は決して金儲けできない」これはウォール街の格言ですが、相場中毒は萬国共通で昭和初期の投資本に
「一度味わって儲けたら、それが因果で病みつきとなり足が洗えない、アルコール中毒者は朝から晩までアルコール気がなければ生きている心地がしない。…明けても暮れても売っているか、買っているか、どちらにか建玉があって強いの弱いのと相場の脈をとっている。玄人および半玄人にこういう連中がザラにいる。いわゆる三度の飯より相場好きの連中だ」
とアル中患者と相場中毒を比較します。
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…相場格言…「「相場の道、すなわち孤独に徹すること」(是川銀蔵)
- …相場格言…
- 「相場の道、すなわち孤独に徹すること」(是川銀蔵)
最後の相場師といわれた是銀(コレギン)こと是川銀蔵氏の名言。是銀さんが手掛けた銘柄は日本セメント、同和鉱業、住友金属鉱山など。是川銀蔵「投資五カ条」とは★銘柄は人が奨めるものではなく、自分で勉強して選ぶ。★二年後の経済の変化を自分で予測し大局観を持つ。★株価には妥当な水準がある。値上がり株の深追いは禁物。★株価は最終的に業績で決まる。腕力相場は敬遠する。★不測の事態などリスクはつきものと心得る。(是川銀蔵『相場師一代』より)
- ↑日頃は饒舌で温厚な是銀さんだったが、そこは勝負師、仕事人。晩年は自伝も出されたが、どこまで本音か誰も掴めなかった。
………………………………………………………………………………………… - 是川 銀蔵
- 相場師一代
…相場格…「相場師は五力を備えるべし」(ディクソン・G・ワッツ)
…相場格言…
「相場師は自信力、判断力、断行力、沈着性、融通性を備えるべし」
(ディクソン・D・ワッツ)
ワッツは1880年代に活躍した米国の相場師。ワッツは
自信力、判断力、断行力、沈着性、融通性が備わることで
理想的な相場師が完成し、これらのうちどれかひとつでも
欠如、もしくは過剰になればすべてが破壊されるといいました。
★自信力…自己の信念に基づいて行動し決して他人の意見に盲従しないこと。
★判断力…相場変動の諸原因を考察しこれに明快適切なる判断を下すこと。
★断行力…一度心中に決せし所は直ちにこれを実行に移す勇猛心があること。
★沈着性…危険を防止するため、ことに当たって慎重に思慮すること。
★融通性…臨機応変に時に寄って意見を変更することができること。
…相場格言…「相場師に相場学本位、相場術本位、相場道本位の三種あり」(相場格言)
- …相場格言…
- 「相場師に相場学本位、相場術本位、相場道本位の三種あり」(相場格言)
- 相場に対する考え方や勉強法は、その人の性格、環境、資力によって千差万別ですが、相場道では、これらを相場学、相場術、相場道の三種に分類します。
- ★相場学…今日でいうファンダメンタル分析で企業の価値を重視する投資法。いわゆる学者相場で、経済書籍や雑誌、新聞等を読み、そこにある議論を根拠に張るが、皮肉な相場を相手に「人の行く裏に道あり花の山」となることがある。
- ★相場術…経済や企業の実勢から離れ、自分の経験から修得した売買術をもとに「相場は相場に聞け」を実践する考え方。日々の相場で実践経験を積んだ玄人の多くがこのタイプで、豹変に動じることなく、巧みに相場に追従する。
- ★相場道…これらの研究や実践を踏まえたうえで、自分の信念に基づいて相場を張るもので、売りよし・買いよし、すなわち「相場は常にあり」といった達観した態度で相場と対峙するため、強靭な精神力と覚悟が必要とする。
…相場格言…「悪事千里を走る」(孫光憲)
- …相場格言…
- 「悪事千里を走る」(孫光憲)
- 原典は孫光憲の「好事不出門、悪事行千里」。 市場は好材料に鈍感で、悪材料に敏感に反応する傾向がある。材料と株価の関係は、ニワトリとタマゴのようなものですが、悪材料のときの行き過ぎはキツイ。 ほとんどの悪材料は突発的とはいえ、跳ね返すだけの体力がなければそのまま敗れることもある。こうしたときこそ、狼狽することなく影響力の有無を的確に判断する必要がある。 …………………………………………………………………
↓仕手株の妙味は銘柄の早期発見にあり!
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…相場格言…「売りよし、買いよし、相場は常にあり!」(相場師口伝)
…相場格言…
「売りよし、買いよし、相場は常にあり!」(相場師口伝)
相場の強弱や高下に左右されず
売りも買いもこなせればどんな相場も怖くない。
いわゆる押しても曳いてもとるノコギリ商いは
かなりの練達者でなければできません。
おそらくこの格言は大正期のものだと思うのですが、
はじめにこの名言を放った人は、
かなり機敏で豪胆な相場師だったのでしょう。
「相場は常にあり」にその自信がうかがえます。
それとも、これから仕掛ける相場への
安全確認と自分への意気込みだったのでしょうか。
ちなみに、この反対が
「買えば下がり、売れば上がる、切ってしまえば本調子」
まっ、現実はこんなところですか。
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