再開!!◎コンフィデンス(7374) | 株好き集まれ!!兜スズメ

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■前回レポートのMRT6034は総崩れとなった下落相場の中で大成功銘柄となった。週初16日は全般相場の下げ、特にマザーズ市場の下げによる追い証発生を懸念した処分売りの波に巻き込まれ1436円までドスンと下げたが、逆にこれが格好の買い場提供となった。翌日から切り返し18日には下げ幅の「2.6倍返し」となる1875円まで急騰。「自宅療養者緊急相談センター」を受託という実績から感染者対策関連としての存在感が高まった形だ。週間株価上昇率ランキングでMRTはマザーズで13位、東証全体では27位の好成績だった。週末20日も上値を伺うファイティングポーズを見せているが、上がった銘柄はやはり手堅く利益確定を進めたい。

 

■20日は東証1部を大きく上回るペースで下げ続けてきた東証マザーズ指数が僅かながらもプラスで引けている。18日に2020年8月12日以来の1000ポイント割れとなり、さすがに目先の底を打っている可能性がある。東証1部の大型株に関心と市場エネルギーを奪われてきたが、IPO再開もあり復活相場の気運が高まる期待が膨らむ。

 

また、7月30日のAIメカテック6227以来のIPOとなった20日に新規上場した銘柄は2銘柄。地域情報プラットフォーム『まいぷれ』の構築・運営やふるさと納税支援業務を手掛けフューチャーリンクネットワーク9241は公開価格2470円に対して74.6%高の4315円初値を付けて大引けは3615円。システムエンジニアリング企業のシイエヌエス4076は公開価格1940円に対して55.1%高の3010円の初値で大引けは2310円だった。終値が初値を下回っていることから、IPO市場はまだ病み上がりながら再浮上の芽は膨らんできた。

 

◎コンフィデンス(7374)8月20日終値・2043円

こうなってくると直近IPO銘柄の中でも上場直後から叩き込まれている銘柄の巻き返しが期待できる。中では、IPO後高値から一本調子に半値まで売られてきたコンフィデンス7374に値幅を伴った反発が期待出来そう。コンフィデンスは今年6月のIPOラッシュ時に公開価格1760円の約65%高にあたる2911円初値をつけ7月5日には4120円まで上昇し、その後はほぼ直滑降に下げている。最大の魅力は短期間に半値割れまで下げ、下げにブレーキをかけてきた点だ。8月16日最安値1989円に対して20日終値は2043円とまだ安値にある。

 

コンフィデンスはゲーム・エンターテイメント業界向け人材派遣・紹介やメディア事業を展開する企業。2021年3月時点で取引実績は累計182社、配属するクリエイター数は620名を抱える。人材紹介事業は、新型コロナウイルス感染症拡大による巣籠もり需要によって、ゲーム業界の人材需要は高まっており求人数は増加傾向にある。このほか、受託事業として、ゲームタイトルのデバッグ業務を受託している。もう一本の柱であるメディア事業は、子会社が運営するゲーム情報サイト「GAMEMO」、女性向けメディア「Lovely」のページビュー数は安定的に推移し、占いメディア「Plush」は今年3月の立ち上げ直後にも関わらずページビュー数が拡大している。この結果、第1四半期(4~6月)売上高は前年同期比25.1%増、営業利益は12.4%増に伸びている。今2022年3月期通期の連結業績予想も売上高43億8600万円(前期比22.9%増)、営業利益7億2000万円(19.1%増)、経常利益7億1700万円(19%増)、当期利益4億9800万円(24.7%増)の2ケタ増収益だ。

 

事業に新規性は乏しいとはいえ、株価位置と好業績からみると反転の期待は十分。また、今週25日には欧州最大級のゲーム見本市「gamescom」がドイツ・ケルンで27日まで開催されるほか、9月10日には個人説明会をオンラインで開催する。大株主として、セガ・エンタープライゼス元社長の中山隼雄氏とその資産管理会社、息子の中山晴喜氏の資産管理会社の保有株は上場後で最大296万8000株あるがこちらは12月までロックアップが掛かっている。このタイミングなら小さなキッカケでもリバウンドの着火燃料としては十分だろう。