きっとほとんどの国民の方が認識していると思われる、自動車に付いている機能。
「アイドリングストップ」
トヨタ・ヤリスの登場あたりからトヨタ車に付かなくなった事で業界がザワつく。
なぜあんなに低燃費低燃費で良いとされていたアイドリングストップ機構を付けなかったのか。
それはコスト削減とかそういう意味ではなく。そもそもアイドリングストップで得られる燃費改善の恩恵よりも、バッテリーが傷みやすい事によるバッテリー交換費用の方が高くついてしまうという費用対効果のようです。
今でこそエンジンの再始動などはジェネレーターや走行用モーターを使用して始動するのが増えてきましたけど、アイドリングストップがチヤホヤされていた当初はセル(スターター)モーターによる再始動が当たり前。
今でもその機構は使用されていると思いますが、メーカーも意地になりすぎて、もう車が停車する前にエンジンを止めてしまえという動きにでていましたよね。
そうするとどうなるかと言うと。
例えばスズキの場合。走行スピードが13km/h以下になった時点でエンジンを止めてしまうという機構を採用したため、止まりそうで止まらないような渋滞でいちいちエンジンが止まり、すぐエンジンがかかるという無駄な動きが増えた。
駐車する前の切り替えしなどでもいちいちエンジンが止まってすぐ再始動。
そんなの繰り返していたらすぐバッテリーはダメになっちゃいますよね。
そこを理解している人は必要に応じてアイドリングストップをOFFにしたりするんですけど。おそらく8割の方がそんなの気にせず普通に乗っていると思います。
「アイドリングストップ付きの車のバッテリーは持って2年」みたいな事を新車購入時に言われました。
でも今のところムーさんは新車から5年半弱経っていますけど、普通に使えていますね。
ハスラーMT車はAT車とアイドリングストップ機構がちょっと違いまして。
基本的にクラッチを踏んでいる間はエンジン止まりません。走行中も止まりません。
つまり、すぐ再発進するとわかっているのなら、クラッチを踏みっぱなしにしているので、アイドリングストップを無駄に発動させないという事。
また渋滞などで頻繁(ひんぱん)に停止するのがわかっている場合は、アイドリングストップはOFFにしちゃいます。そうやってコントロールしているんです。
少なくともアイドリングストップを使用する場合は、最低でも5秒は停車しないと意味がないと、あるモータージャーナリストが言っていました。
その根拠はよくわからないですけど、ムーさんの場合は10秒以上は止まっていたいですね。
つまり、アイドリングストップという機能が必要無いという結論ではなく、その機能の特性や弱点を理解しないで使用していると、副作用だけが起きるという事です。
あ゛ぁ!?そんな事考えていちいち車運転してられねぇよ!っていう人。
そういう人は常にアイドリングストップをOFFにして乗っていた方が良いと思います。
ところでアイドリングストップ対応のバッテリーは高いとかって聞いたんだけど。どんだけ高いのかハスラーの純正サイズで調べてみました。7千~1.2万円くらいでした。
(´ω`)ホムセンだと軽自動車用って5~7千円で買えるから、高いっちゃ高いか。
バッテリー持ちが悪いという方。急なバッテリー上がりで困った事がある方。
何も考えないで車に乗っているのが原因の可能性もありますよ。
あなたたちは運転免許という〝国家資格保持者〟ですからね。