ハスラー 初ヘコミ |  左利きの雑記。

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あまのじゃくが独特な視点と感性で日常を描いております。
主にバイクとバス釣りがメインの内容です。

それは1月5日に起きました。

去年の夏に会社の工場に新しく設置されたテント倉庫。

ムーさんはそのすぐ真横にハッスルくんを停めていたんですけど。

この日は北風が非常に強く、テントのカーテンを止めていたピンが外れ、

カーテンが大きくなびき、ハッスルくんにバゴッとヒットしました。

 

 

不幸中の幸いとでも言いましょうか。

たまたまムーさんは外でフォークリフト作業をしていたため、

その一打目で気がつき、すぐに対処。

ヒットしたのはコレですね。

今はこのおっきい洗濯バサミみたいのでピンが抜けないよう留めてるんですけど、

ヒットした当日もコレよりもうちょっと華奢な洗濯バサミみたいのは留めてあったんです。

その洗濯バサミを押しのけて外れたんです。

 

 

で、問題のヘコミですが。

一見すると何ともなっていない印象なんです。

 

 

でもよく見ると。

笑い泣きあぁ・・・・バゴッて音はコレか・・・。

 

 

これもまた不幸中の幸いとでも言いましょうか。

ハッスルくんはSUVであるため、下の擦りやすい部位には素地プラっちックを使っている。

だから、こんなものは気に入らなければ交換すればイイ。あぁ良かった。

 

って瞬間の安堵をしていたのですが、そのヒットした位置の上を見たら。

チーンあぁ・・・・・ボディが・・・・。

 

購入から1年9ヶ月。ついにキズが出来てしまった・・・。

 

まぁ、友人などの話を聞けば、

新車を購入して1年間キズ・ヘコミ無しなんて話は非常に珍しいケース。

買い物カート当たったとか、ネコの爪痕とか、飛び石とか、子供の不意打ちとか。

だいたい何かしら数か月で付いたりするものです。

 

 

・・・・(´ω`)そう、これよく言われる事なんですけど。

自動車修理屋だったんだから自分で直せるっしょ?

 

はい、それは手術室も道具も無い外科医に

ポリープ摘出くらいできるっしょ?って言ってるようなもの。

 

どんなに専門技術があっても、直す道具や設備が無きゃどうにもならない。

でも自動車修理屋だったから、適切な処置はよく知っています。

 

今回のキズは2ヶ所。

①サイドシルの打跡。

②ドアのヘコミ5cm以内(凹んでいる部分の直径ですね。)

 

①は基本交換しかありません。修理不可。(塗装がされていないため。)

②は板金修理になりますが、おそらく普通に修理した場合、4~5万円くらいかな。

両方でざっと7万円コースかな。

 

(・∀・)やるわけないぢゃん。

ほっといても進行しないキズは、直さなくても大丈夫です。

 

 

Q,じゃあムーさん的にはそのまま放置なの?

A,一応やれることはやる。

 

 

ということで、デントリペアをやってみよう!

 

デントリペア(もみ出し)とは。

簡単に言えば、凹んだ部分を裏から押して戻しちゃおうって技術です。

理屈としてはカンタンなのですが、技術的には専門の講習が必要なくらい難しいです。

動画で見ればわかりやすいです。

こんな感じ。

 

え?もしかしてムーさんデントリペアやってたの!?

やってませんwww習得する機会はありそうでしたが、その前に辞めちゃいました。

自動車板金技術として、鉄板を引き出すという理屈だけ理解している素人です。

 

 

ドアの内貼りを外して、キズの裏側を確認。

ショックなうさぎちょ~ど見ずれ~位置じゃねぇか・・・。

 

 

パネルの裏からヘコんだ部分を見ると。

丸で囲った部分の真ん中あたりに、直線の影が出来ているのわかるでしょうか。

 

 

はい、本当のもみ出し職人さんであれば、専用の工具を使い

パネルの表からヘコんだ部分を見ながら、手さぐりでヘコんだ部分を割り出し

裏からモミモミと押し出すようにパネルを戻すんです。

でも素人が同じ事をすると、出しちゃいけない所が出ちゃうという。

だいたいオチとしては、一番ヘコんだ部分からちょっとズレて

別の部分が盛り上がる、ヘコみと出っ張りが両方出来る展開www

 

 

なので、素人のムーさんはまず、裏の影に印を付けます。

これで余計な部分は押しません。

 

次に押し出す道具ですが、もちろん専門工具など無いので

鋭利ではない鈍器のようなものを代用して使いますw

 

印の位置をスパナの丸い所でグイグイ押します。

 

自動車のパネルって、ただのプレスした鉄板じゃなくて、

高張力鋼板っていう張りの強い鉄板を使っているんです。

だから薄くても頑丈なボディに仕上がるんですけど、それが逆に板金作業では厄介。

説明し始めると長くなりすぎるので割愛しますが、今時の車は高張力鋼板を超えた

超高張力鋼板なるものを使っているらしい!かなり板金が難しいらしい!

引き出したり熱加えたりすると、歪みまくるらしいwww


 

押しすぎず、押さなすぎず、鉄板と対話しながら。

押しては確認し、押しては確認しを繰り返し、少しずつ押し出します。

 

 

そして、結果がこんな感じ。

(・∀・)OKもう十分っしょ。

これ以上は素人が詰められるレベルじゃない。

 

後は表面のキズ磨けば90%直ったね。

 

 

(´_ゝ`)サイドシルは直せないので、いつでも交換できるという安心材料を胸に

放置プレイしときましょう。また別の損害が発生するかもしれないしね。