4月は『桜姫東文章』! 嬉し過ぎて、涙!! | ふうせんのブログ

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小林蕗子のブログです。2013年5月に始めたときはプロフィールに本名を明示していましたが、消えてしまいましたので、ここに表示します。。
主に歌舞伎や本のことなどを、自分のメモ的に発信したいなあって思っています。よろしく!!

4月の歌舞伎座公演、今日はゴールド会員のチケット先行発売日でした。


もちろん10時5分前にパソコンにスタンバイして、手を震わせながら、チケットを買いました。
嬉しい! 凄くうれしい!!

前回の私のブログは

この時のブログで、観られなかった名舞台として

『桜姫東文章』のことを綴りました。
これを書いた時、私の本当のほんとうの気持ちは〈仁左衛門&玉三郎の『桜姫東文章』が観たい!!〉。
けれども、そのことは書けませんでした。
どんなに〈観たい、観たい、観たい〉とお願いしても、実現する見込みはないと思っていたからです。

『桜姫東文章』は公演時間が長いのです。
タイトルロールの桜姫(玉三郎)の出番が多いのです。
玉三郎の身体状況から考えて、桜姫の上演は難しすぎると、思っていました。

私が玉三郎の桜姫を観たのは、2004年7月の歌舞伎座でした。
配役などは下記のサイトで
https://kabukidb.net/show/602#section2
2003年までは、7月の歌舞伎座は3代目市川猿之助(現・猿翁)の座頭公演月でした。
座頭の病気療養の現実にあたって、2004年は急遽、玉三郎が座頭となって澤瀉屋一門を率いて公演しました。
今から17年前のこと。

玉三郎は、この時点ですでに、通しで『桜姫』を演じるのは厳しいということで、
昼の部に上の巻、(通し)江の島稚児ヶ淵〜新清水〜桜谷草庵〜稲瀬川〜同川下〜三囲堤。
夜の部に下の巻、(通し)三囲土手〜岩淵庵室〜山の宿町〜権助住居〜浅草雷門。
上と下の間は、昼の部 3・三社祭(サンジャマツリ)と劇場の昼夜の入れ替え時間で、十分な休憩をとったうえでの上演でした。

今回4月の公演で、「上の巻」となっているのは、2004年の時と同じかどうかはわかりません。
今後「上・中・下」なのか「上・下」で月をまたいで、どのように上演されるのかは、わかりません。
でも、ともかく嬉しい、うれしい、嬉しいです!!
仁左衛門&玉三郎の心意気が嬉しいです。
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2月の歌舞伎座、あんなに楽しみにしていたのに、実は行けませんでした。チケットは2月15日の月曜日。
その2日前に福島県沖の地震(M7.3)がありました。
15日は、ものすごい低気圧が通過するという予報でした。
私の頭のなかに〈今日は出かけるのは危険〉という予感が強くゆれていました。
私が置かれている状況から、断念しました。
でも、そんなに後悔していません。
これまでの数十年間に、充実した舞台が観られた満足感がありますから、今後のことには執着しないのです。
そういう年齢になりました。

3月は海老蔵の【古典への誘い】、楽しみです。

※なお、敬称についてですが、プロの芸術家や文筆家の方は広い意味での公人ですので、舞台そのものや作品について記す時は、私は敬称を付けません。昔からの慣例です。プライベートな内容と思われる時は「さん」の敬称を付けます。よろしくご了承ください。