旅空~そらとあおいの世界大冒険
キューバ・ハバナ 2015年8月
<ハバナ>
スペインマドリードから12時間、この旅最長フライトを経てハバナへ。
子供達長時間移動本当に頑張った。着いたとき二人ともフラフラだったね。
到着早々夜中だったので宿に移動出来ずいきなりの空港泊。
カッチカチの床で寝た。すげー寒かった。
子供と一緒に震えながら空港の床で寝たのは良い想い出だ。
子連れだから出来ない旅もある。子連れだから経験出来る旅もある。
今振り返ると世界各地子連れで大変な事沢山あったが、家族での絆を深める為に現れた試練達最高だったな~♪
ヨーロッパ3か月、モロッコ1ヵ月からの中南米キューバの首都ハバナ。
街の匂い、雰囲気、黒人多数等、ヨーロッパとは雰囲気がガラリと変わりテンションMAX。
久々に海外に来た感覚に戻りワクワクした街。
クラシックカーもバリバリ走っていて最高カッコイイ!!
長く旅をしてると、最初の頃に気を付けてた事がだんだん麻痺してくる。
①「飲み水」
この国は軟水・硬水? 水道水飲める・飲んじゃダメ?とか。
(特にそらは硬水に敏感で、硬水を飲むと「このお水あんまり好きじゃない」といつも言ってた)
ここ、キューバ・ハバナでついつい水道の蛇口をひねってコップに注ぎ、そらに飲ませてたら
宿のおっちゃんが「水道水は飲んじゃ駄目だ」と教えてくれた。
飲ませたあとだったから焦った笑
②「子連れ散歩」
ハバナ市内を歩いていると、その辺のおっちゃんに「子供と歩くときは手を繋ぎなさい」と。
いつも人の少ない路地は歩かないようにはしてたが、車の心配や変な空気を感じ取らない限りは
だんだん手を繋がないで普通に歩いてた。
ハバナのおっちゃん達よ、サンキュー!
☆キューバの二重通貨☆
キューバは二重通貨の国。CUCとCUP。
1CUC(セウセ)は約1ドル。125円位。旅行者通貨。
1CUP(セウペ)は5円位。現地用通貨。
1CUC=25CUP
キューバは物価が安い。
1CUP(5円)でピザやアイスクリームが食べられる。
旅行者は最初間違って1CUC(125円)払いがちだが、実はアイス25個も食べられる金額である。
俺もしばらく間違って1CUC払っていた。まさかアイスが5円だと思わんしね。
慣れるまで金払うのこんがらがって大変だったがサイフ2個にして解決したわ♪
☆スペイン語圏☆
キューバに来たらいきなり英語が全く通じない。
ワン、ツー、スリー、ウォーターすらも通じない。バリバリのスペイン語圏。
キューバに来て初めて気が付いたがアメリカ大陸はカナダとアメリカが英語。
ブラジルがポルトガル語。それ以外の国は全部スペイン語だ。
よってスペイン語出来ないと全く話にならない。
慌てて10までの数字を覚えた。オラ、グラシアス、アディオスも必須。
世界を周る為には英語(世界語)とスペイン語(アメリカ大陸語)を覚えると最強だ。
いつかの旅の為にもこの2つ覚えてから今度は旅しよう。
帰国後も風呂で数を数えてからあがる時等は、スペイン語忘れない様に子供達と一緒に
ウノ、ドス、トレス・・と数えているので、子供達50くらいまでは今も言える。
当時そらは6歳なのでセイス(6)は得意げに言っていた。
ヘミングウェイが通った店のフローズンダイキリめっちゃうまい。
今まで飲んだカクテルで最高レベル。
公園で地元の子供達に指裏メガネ伝授。そらと共に最高な1枚撮れた。
そらwithハバナ男子♪
この子たちが、リアルなスペイン語をたくさん教えてくれた♪
革命広場へ。
ゲバラをバックに写真を撮っていたら野犬に突然襲撃された!
オレ、犬は別に怖くないが噛まれた時の狂犬病が怖い。
めっちゃ怖い!
狂犬病は死亡率100%の恐ろしすぎる病気だ。
旅で一番気を付けなければならないのは、車や水の事故と狂犬病である。
家族を遠くに逃がして、俺に犬を食い付かせる。
そして凶暴な野犬に5分以上追いかけられる。俺は必死で逃げまくる逃げまくる。
子供達は心配そうに父親が逃げるのを見ている。
逃げている途中で段々腹が立ってきて、ブチッと切れた。
クルッと振り返って「てめーいい加減にしろよゴラァァァァァ~!!」とシャウトし
犬を全力で追いかけ反撃開始!!
野犬はビックリして尻尾丸めて逃げまくる逃げまくる。
俺は本気でぶっとばす勢いで全力で5分以上追いかけまわす。
それを見てそらとあおいとみかは大爆笑。
野犬はダッシュで星の様に遠くに逃げていった。
そらとあおいに「追いかけられる者より追いかけた者の方が強い!」と
実写版で見せれたのは良い青空学校だった(笑)
野犬最高♪
<スタッフ編集後記>
「子連れだから出来ない旅もある。子連れだから経験出来る旅もある。」
社長と奥さんにすると小さなそらくんとあおいくんを連れての世界旅は、
自分達だけの旅よりも入念な準備や想定や覚悟(何かあった時は必ず守り切る)があったのではないかと、
自分も子どもを持つ親として感じます。
でもいつだって、そらくんとあおいくんの表情は穏やかで不安はなくて楽しそうで、
たとえ本当は厳しい状況でも、不安なことが起きたとしても、
子ども達にとって安心な場を、環境を、
旅の間中貫いてきた社長と奥様には学ぶものがあります。
それにしても狂犬怖いですね!
追いかけられて途中から追いかける側に転じた社長、流石です。笑
それを笑って見ていた奥様も、流石です。笑
そうそう、人は恐怖を感じた時、どちらかの行動をとるといわれています。
恐怖に立ち向かうか。
恐怖から逃げるか。
どちらがいい悪いではないと思います。状況によっても変わって当然ですし。
逃げるが勝ち。ということわざもありますしね。
ただ、振り返ると「自分の行動パターン」が見えてくると思います。
社長の狂犬撃退法(笑)は、
「追いかけられる者より追いかけた者の方が強い!」ことを実際に身を挺して
ご自身のパターンを伝えらました。
少しの勇気が状況を変える。
行動次第で結果が変わる。
逃げずに立ち向かう。(状況に応じて)
そんなことがとてもわかりやすく伝わったのではないでしょうか。