9月14日の名言
誰も称賛してくれる者がいなくても自分のことは自身で称えよ。 バートン
ここからは安全に妄想であり、フィクションです。
西暦1590年 ドイツ ミュンヘン
「おい!もっと回せ!!もっと早く!!!」
「はい!すみません!」
「ばかやろう!!そんなんじゃダメだ!変われ!」
バートンが慣れた手つきで作業をする。
「ふーこれで完成だ。お前にはまだ任せられないな。」
バートンが弟子の頭をバシッと叩いた。
「すみません。」
「もっと腕を磨け!」
「はい。ところで師匠はこの道入ってどれくらいになるんですか?」
「自分の看板を掲げて30年近くなるな。」
「30年ですか!僕が生まれた時にはもうこの仕事してたんですね。で、あのー、ちょっと前から気になってたんですけどこれって実際に今までどれくらい売れたんですか?」
バートンは弟子をにらみつける。
「馬鹿野郎!!!そんな野暮なこと聞くんじゃねー!!売上気にしてこの稼業できるか!!いいか!お前もこの稼業を継ぎたかったらそんなものをいちいち気にしてちゃーいけねえ!」
「は、はい。すみません。」
その時、電話が鳴る。
「はい。こちらバートン工房です。はい。はい。えっ本当ですか?はい!はい!わかりました!」
弟子は電話を切る。
「師匠!大変です!」
「おう!どうした?」
「あの西部地区のローカル番組、ほんわかミュンヘンから出演オファーです!!!」
「おう。そうか。」
「嬉しくないんですか!?あのほんわかミュンヘンですよ!」
「まぁそんなこともあるだろう。」
そういうとバートンは外に出かけようとする。
「どこ行くんですか!?」
「ちょっとたばこだ。」
「師匠たばこ吸ってましたっけ!?」
「うるせい!お前はしっかり腕を磨け!」
ほんわかミュンヘン取材当日…
「こんにちは!わたくしは今ミュンヘンに来ております!こちらの山奥にとってもユニークなものを作っているという事できました。あっここがそうですかね?入ってみましょう。こんにちはー…」
レポーターが中に入るとレポーターは二人は仕事の真っ最中。
「すみません。わたくしほんわかミュンヘンのモリーと申します。あなたがユニークなものをつくっている方ですか?」
「まぁそうなるのかな。別に私はユニークものを作っている気はないですがね。」
「そうですか。それではさっそく見せてほしいんですが今お二人で作ってらっしゃるのがそうですか?」
「ええ。」
「それは…ん?綿?棒?ですか?」
「ええそうですね。綿棒ですね。」
「見たところ普通のものと変わりませんが…」
「これは天然杉の木に天然蚕の繭を一本一本手作業でまいたもので一本3万円です。」
「3万円!?!?」
「使うと全然使い心地が違いますよ。」
「じゃあ使わせていただきます。…あー…うん…確かにちょっとなんか違いますね。」
「そうでしょう!どうです?あなたも?」
「これは一本で売っているんですか?」
「いえ、基本的には使い捨てなので100本単位での販売ですね。」
「はーそうですか。。」
「どうです?あなたも一個?」
「あーいえいえ!私は結構です。これは今までにどれくらい売れたんですか?」
「そうですねー、まぁ実際売れた事はあんまりないですね。」
「はーそうですか。今まで生計はどうやって立てて来たんですか?」
「今もいちよ週に5日でミュンヘン駅のビアホールの方でバイトはさせてもらってますけど。」
「そうですか。なるほど。では最後に同じように夢を追いかける若者にモチベーションを保ち続ける秘訣をお願いします。」
バートンはカメラに向かいこういった。
「誰も称賛してくれる者がいなくても自分のことは自身で称えよ。」