徳村慎
I ate horse manure.
私は馬糞を食べた。
There is no guarantee that I am me.
私が私である保証などない。
I'm no longer me.
私はわたしではなくなった。
キノコの上に乗っかる芋虫は、スマホの翻訳アプリで遊んでいた。英訳があってるのかどうかは、ともかく、面白い遊びを思いついたもんだ、と思っていた。
Fu○k.
マザーファッカー、マザーファッカー、マザーファッカー。
ドロドロに溶けた脳のように、気持ち悪くて、ちょっぴり気持ち良くて。
キノコの上の芋虫は、シーシャを吸いながらまったりとスマホで遊んでいたのだった。
シーシャってのは水タバコのことですよ。そう作者は書いておきたい。だって数年後にこの小説を読み返したら、シーシャって何?、、、って思う可能性が大だもの。くだものだもの。けだものだもの。
5:00になった。楽器を触ろうと思っていたが、冬の5:00は、まだ深い夜の中。作者は、まだ自作のアシッドハウスを聴いている。1時間ほどの内容をリピートして聴いている。
朝の森の中をゴロゴロと転がる岩と人間の子供がやって来る。キノコの上の芋虫はシーシャを吸いながら眺める。
「サボりがちの自分を、どうにかしたいと思っているのだ」とキノコが話しだした。
「そうかね。プカリ」と芋虫が煙を吐き出す。
「ダイエットだって、やろう、やろうって、、、やろうやろう詐欺だったしな。メタボな腹をどうにかしないといけないのになぁ。そんなんじゃ、いずれ、彼女に捨てられちまうぞ」
「いいんだよ。捨てられても。プカリ」
「本当は、自分を変えたいんだろう? 変えたくてたまらないんだろう? なら、思い切ってやってみなよ。『嫌われる勇気』にも書いてあったぜ。人は変われる、って。。。」
「ふむ。プカリ」
ゴロゴロと転がる岩ゲハニタスクと、人間の少年ネコロビが声をかける。
「やあ、こんにちは、ごきげんいかが? ハローハローハローハロー!」
キノコ「Worüber redest du
(何を話しているんだ?)」
岩「ドイツ語っぽいな。Can you speak Japanese?」
キノコ「イエス、イェース。イエス・キリスト。にほんご、話せまーす!」
岩「I am グレートマジンガー。まじんごー」
キノコ「What ?」
岩「これこれしかじか」
キノコ「kore kore sika jika. OK. I understand.
龍神の居場所なら、このキノコの森の長老に聞くといいや」
芋虫「モグモグゴンボがすきだったぜ。プカリ」
ネコロビ「僕も好きだったよ。。。時空を超えたテレビで観てた」
芋虫「痒的家伙(ち○こがかゆい)。プカリ」
ネコロビ「中国語かな?」
岩「ギターは、モト冬樹か、トモ藤田だよな」
キノコ「マルムスティーンかジミヘンだよね」
芋虫「我想和洛丽塔(ロリータとやりたい)。プカリ」
ネコロビ「何って言ってるんだろ?」
岩「ギターは布袋寅泰だよな」
キノコ「ジェフ・ベックだよね」
岩「ところでさ。BABYMETALは、もう大人だよね」
キノコ「METAL GALAXY」
芋虫「舔我的鸡巴(ぼくのち○ちんを舐めて)。プカリ」
ネコロビ「なんて言ってるのかなぁ?、、、表情からすると、楽しそうだな。。。」
芋虫「わははは。プカリ」
ネコロビ「わははは」
芋虫「キノコの森の長老は、向こうだよ。プカリ』
キノコたちが踊っている。
キノコの森の大きなキノコたち。
揺れて踊って、キノコは育つ。
キノコ1「さぁさぁ。こっちに来なされよー」
キノコ2「キノコの長老は、こっちにおるぞ」
キノコ3「さぁさぁ」
キノコ4「さぁさぁ」
キノコの合唱団「あけのほうから福大黒、舞い込んだなぁ、さぁさ、舞い込んだ、舞い込んだなぁ」
少年ネコロビと岩のゲハニタスクが進んでいきます。。。
大きなキノコたちのいる真ん中に小さく縮(ちぢ)んだ年寄りのキノコがあった。
それが長老キノコだった。
「ああ。お前たちが、みぃなちゃんを救いたいって者たちだな?」
ネコロビと岩は「そうです」と答える。
「龍神の居場所が知りたいのかね?」
ネコロビと岩は「そうです」と答える。
「龍神は、ここから北へ行ったところの滝の、、、滝壺(たきつぼ)に住んでおる」
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最後まで、読んでいただきまして、、、
ありがとうございます😊😃😆