小説『ネコロビ』2章「ネコロビ」 | まことアート・夢日記

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夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。

小説『ネコロビ』2章「ネコロビ」
徳村慎


ぐーたらぐーと、寝てばかりいた少年ネコロビは、ネグレクトされていた。

水商売の母親から1万円だけを渡されて1ヶ月生き抜いたこともあった。

母親は自分とネコロビの部屋に寄り付かず、新しい男を次々に見つけては男性の部屋で同棲生活を送っていたのだ。

眠れば、腹がすいて動けなくてもいい。
なんなら、そのまま死んでしまってもいい。
母のことは恨んでいなかった。
唯一の肉親だったから。頭の中で母親と会話した。空想の母親は、優しかった。空想の世界のほうがリアルだった。

ある日、少年ネコロビは、図書館に出かけた。
洗ったことのないボロボロの服を着た少年は、本を借りることを覚えた。
そして、古本屋で国語辞典を買った。
次々に子供向けの本を読破して少年ネコロビは、空想の世界で遊ぶことを強化していった。

母親は言った。
「死にゃしないわよ。だって人間ってしぶといでしょ?」

ネコロビが図書館で出会った6歳の幼女みぃなちゃんは、ネコロビのすすめる本を次々に読破していた。2人は本について語り合うことも多かった。。。

ところが、ある日突然、図書館に魔法使いガルムスがやってきて、みぃなちゃんをさらってしまったのだ。

ネコロビは、家を出た。
みぃなちゃんを連れ戻す旅に出たのだ。

バッタが空を黒く染める夏。
農作物がバッタに食われつくしてしまった夏。

バッタの目には何が映る?
青空、仲間のバッタたち、枯れたように葉脈だけを残した作物たち。。。

ネコロビが一歩足を進めるごとに、ざあああ、と音を立ててバッタの大群が飛ぶ。

畑を通り過ぎて荒野。
岩のゲハニタスクと出会った。

「おのれは、みぃなちゃんを助けたいいう気持ちは分かるけどな。そやかて、わい、みぃなちゃんを助けて何のメリットがあるねんな?」

みぃなちゃんを助ければ、きっと世の中が明るくなるよ。

「じゃかぁしぃわ。それやったら、おのれがひとりで勝手に助けたらええんとちゃうんか?、、、なぁ?、、、そやろ?」

でも、みぃなちゃんは、とっても美人なんだよ。まだ6歳だけど。

「白雪姫みたいやないかい。じゃあ、わいが結婚を申し込んだら、みぃなちゃん、結婚してくれるかなぁ?」

ネコロビは、考えた。
ここで「結婚してくれる」と答えたほうが今後、岩のゲハニタスクは協力してくれるかもしれない。

ネコロビが出て行った後で母はきっと泣いている。

そう思った次の瞬間には、、、

ネコロビが出て行って、母が嬉しがっていることを想像するのだ。

ネコロビ。お前は現実を見れてないのだよ。
そう作者は思う。作者は、この物語をコントロールしているつもりだが、実際は、物語というのは、生き物なのだ。作者の思い通りにはならないのだ。

ネコロビっていうのは、寝転び、なのだ。
いや、猫ろび、だ。
いやいや、土ころび、の仲間だ。
一説によるとツチコロビとは、ツチノコの別名らしいな。

ああ、たくさんの出会いと別れがあって。
アメーバブログの限界を感じているのだ。
君、読者の君が読んでいるのはアメーバブログかね?
他にも面白い記事は、たくさんあるだろうに。
僕のネコロビを読んでいるのはよほど暇なのか?
それとも、やはり世紀の大傑作ネコロビを読んでみたいなどと思ったのかな?
ウソウソ。世紀の大傑作だなんて、そんなバカな。
三文小説なんて言い方があったけど。
せいぜい僕のは無料小説だなぁ。
ガハハハ。(笑)

君は朝起きて、トイレに行って、今朝見た、夢の中の小学校を思い出すでもなく思い出している。
その小学校はなぜか大人の意識と子供の意識がまぜこぜになった君が授業を受けている。
君は、そう。いつのまにか教師になって生徒に教えているのだよ。

僕は今、深夜に起きて、自作のアシッドハウスを聴きながら、この小説を書いている。今、「この小説を書いている」と書いたところだ。いや、書いたそばから過去になってしまう。今「過去になってしまう」と書いたところだ。今、「書いたところだ」と書いた。

言葉遊びなんかしてる場合じゃない。ネコロビが岩のゲハニタスクと出会って、そこから話を進めないといけない。

それでも、耳に聴こえるアシッドハウスは、気持ち良い4つ打ちのビートとうねるベース音とウワモノのキーボードのプレイが楽しい。
プレイが楽しい、だなんて、アダルト小説のようだな。そんなものは読まない?、、、Ah, hammm.

subete no monogatari wa kotoba ni yotte tumugareru.

英語だな。いや、違う。ローマ字だ。日本語だ。
ゲハニタスクは岩だから岩族の言葉を話しているのだとすると、ネコロビは人語、、、日本語を喋るのだ。トールキンの『指輪物語』は、言語の違う者同士の会話があったじゃないか。そんな物語を書きたい。

岩が話す。
「あso 、かto、いto、さいto、むto」

ネコロビ「僕と一緒に、みぃなちゃんを救ってほしいんだ」

岩「わい、俺、のナマエnamae wa、、、ゲハニタスク。。。OK? gehanitasuku」

ネコロビ「ゲハニタスク。頼むよ。この世界で岩より力の強い者はいないだろ?    ゲハニタスクが仲間になってくれたら、僕は心強いよ」

岩「ないto」

話出汁和日本人Deathよ。ダ空似本後を喋りマス。

わだし(私)はにほんじんですよ。だからにほんごをしゃべります。

ネコロビは、みぃなちゃんの裸を想像した。
白い裸身。ニンフ。まだ毛の生えない恥部。ふくらみのない身体。それでも柔らかさが曲線になっていて。6歳の美しさが裸身から光っている。
ネコロビの身体の一部が硬くなった。

12歳のネコロビは、ニンフを自分のものにしたいという欲望があった。

んだ、んだ。そうだっぺ。
ネコロビには欲望があるだ。
そぅれを作者は美しぐ書ごうとしでるな。
いげないんだな。

つまりネコロビも岩もハンバートハンバートだったのだ。違うか? ローをてごめにしたいんだっちゃ。
お姫様、いやいや、町娘、あーれー!
着物の帯がほどけていく。

待て待てまてまてマテバシイ。
その頃、みぃなちゃんは殺されていなかったか?
いや、大丈夫だ。殺されてなどいない。
ただ、魔法使いガルムスに撫でられていたのだ。
おっと、これ以上は、さすがに作者も書けはしない。というか、どうなったかは、知らないのだ。
裸にされたか、それとも、2人はキスをしたか。
全く知らないのだ。それとも、ガルムスは、みぃなちゃんの聖水を飲んだか?
あるいは、あるいは、、、?
いやいや、みぃなちゃんは無事なのだ。。。僕と君の考えたようなことは起こらなかったのだ。

岩のゲハニタスクが言った。
「どうyara、やら、ヤリチン、、、本気でみぃなちゃんを探sitaiさが死体ようだな。。。俺とお前が力を合わせれば、見つけ出せないこともないだろう」

ネコロビ「ですよね。行こうよ。龍神にきけば道は分かると思う。。。でも龍神の居場所が分からないや。。。」

岩「不可能は、無い」


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最後まで、読んでいただきまして、、、
ありがとうございます😊😃😆