徳村慎
何故、絵を描くのか?
(と図書館読書日記で書いた。)
ここに帰って(返って)来る。
何故、絵を描くのか?
心の平安のため?
つまりアートセラピーをやり続けているとか?
A:アートセラピーが何故、必要なのか?
B:満たされないから。
A:アートセラピーをすると何故、満たされるのか?
B:生きてる実感がするから。
A:生きてる実感とは何?
B:リアル?……リアリティとか?
A:リアリティなんて無いんじゃないの?
B:作ってる時はある。
A:作り終わると?
B:絵を眺めてる時にある程度思い出す。自作音楽もある程度思い出す。俳句モドキもある程度思い出す。
A:全部ある程度なんだ?
B:そう。だから新しく絵や音楽や俳句モドキを作るんだと思う。
A:作らないとどうなる?
B:心がしんどくなる。
A:なんで、しんどくなるの?
B:趣味をやらない状態が続くと疲れる。
A:でも、趣味が生きがいなのに趣味の意味が分からなくなるんだよね?
B:そうそう。一度意味の喪失みたいなのが起こる。
A:中年期の悩みだね。極める方向には行かないから意味の喪失が起きるのでは?
B:それもあるかも知れない。意味の喪失が全てにおいてある。ひょっとしてそれが仏教用語の空なのかなァ。虚無感。
A:アートの話から、空の話へ。しかし、色即是空は体験出来ても、空即是色を体験していないんだよね?
B:その通り。そこで、ずっと理解出来ないまま、まあ、少しは理解出来るけど。アドラー心理学の共同体感覚。それに近いかなと思う。
A:絵を描くのは共同体感覚をつかむため?
B:それだけじゃないと思う。
A:絵と悟りは似てるのかねぇ?
B:空から抜け出るのは一瞬なのか?
A:まだ空即是色と言えないのか?
B:言えないかな。それとも修行は続くということなのかなァ?
*
今回は、タルパというよりも完全に1人ブレーンストーミングに近い。対話形式というのは、考えをまとめるのに有効な方法だ。人の特徴をシミュレーションすることよりも、AとBという抽象度の高い人物の対話にすることで、スッキリと思考の流れが途切れずに見えて来る。
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深夜まで続くであろう、自作音楽アルバム録音の合間に、ノートから書き写す。
最後まで、読んでいただきまして、、、
ありがとうございます。
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