
絵画『4.8.12./マジックナンバー』
徳村慎
12はマジックナンバーだな。割り算がし易い数だ。4×3=12とか2×6=12とか。4.3.2.6.に分解できるんだよね。さらに4から8を導き出せるように描いた。1.2.3.4.6.8.12.がこの絵の中に入っている。5と7が無いのが弱いっちゃあ弱いが。
でもマジックナンバー12が中心だから。12がほぼ円になって。円が1になってる。12=1なんだよね。数学者には笑われるだろうけど。まあ、数学っぽく正確に言うと、12÷1=1ってことだけど。
マジックナンバーだから魔術の数字なのね。中心に目があるのは、魔術なんだよ。カバラ数秘術とかあるよね。中身はあんまり知らないけど。生年月日とかを足したりして自分の運命の数字みたいなのを出したりしてね。自分が数字を背負って生まれてくるって面白い考えやねぇ。
イルミナティのピラミッドの上に目があるデザインが好きだ。だって、本当に魔術っぽいし。僕の場合、地球のような石の中に目が入っているデザイン。地球は……まあ、こういう石があるんですよ。中に宝石が入ってる岩石。しかし、デザインって言って良いのか?……だって、考えて描いてないもん。即興だもん。
ハートは女性でそこに刺さってる黒いダイヤが男性。ってとこまでは考えてた。けど、丸だとか半円の線描とかは考えてない。考えて描いてないんだよー。
無意識と意識の狭間でもあるし、禅のようなスルー状態でもある。スルーして何が見えるのか?……いや、見えてもスルーするのだ。とすると、円相がこの中に出てきそうなものだ。それは、描き手ではなく受け手に任せよう。
今気づいたんだけど、絵を描いた後にこうしてグダグダ文章を書くのは良いね!
以前は連続で絵を描いて、連続で解説めいた文章を書いたりしてたけど、1枚描いて1つの文章をグダグダ書く。これだね。これで次の絵につながる気がする。
もうひとつ気づいた。
目に円相が現れてるなぁ。これは、釣りキチ三平が「あれこそ釣りキチの目」と呼ばれるものに影響されて描いている。