感想:『釣りキチ三平』キャスティング編 | まことアート・夢日記

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夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。

感想:『釣りキチ三平』キャスティング編

釣りキチ三平が好きだ。なぜ好きなのか、これがどうにもストレートには答えられない。

確か小学校の頃に歯医者で読んだような記憶がある。それが一番最初の出会いだったような気がする。今では、どんな内容を読んだのか覚えていない。どうも、鮎漁編だった気がするのだが、定かではない。

さて、キャスティング編では、釣り道具を使って遠投距離を競うというストーリーになっている。

キス釣りからはじまって、子供の泥棒(一郎)がリールを盗み、それをキャスティングの技で捕まえるジン(鮫島仁)。そしてキャスティング競技会てジンと勝負すると息巻く三平。

三平の指導者かつ兄貴的な立場である鮎川魚紳(あゆかわぎょしん)がキャスティングの危険性について指導する。

そして一郎のキャスティング指導をして三平を突き放す。三平は独自にキャスティングの研究をはじめる。

そして、競技会の行われる島に渡り、それぞれに技を編み出しているのを見て焦るも何も思いつかない三平。夜の散歩に誘う魚紳。そこで一度だけフルターンキャスティングを見せる。それが三平の秘密兵器となる。

そして、競技が始まる。

一度見た技なら何でも習得してしまう三平。まさしく天才。しかも型にはまらない天才。そんな技術を身につけるためには普通ならば、何年、いや何十年ものキャリアが必要だ。僕が那智黒石の彫刻をやっていて思うのは、そういう期間だ。

だからマンガならではの天才とも言える。けれども、今は、ギターの天才少女Risa-X、ドラムの天才少女Kanade Sato、なんていうのが出て来てる時代だ。もはやマンガの世界のような天才だ。彼女たちは親の楽器を弾くレベルが高いということだ。

三平だってそうだ。一平じいさんの指導、魚紳さんの指導。それらがあってグングン伸びている。天才が生まれるには、この辺りにヒントがありそうである。

そして、このキャスティング編が、なんと三平は2位で終わってしまう。この辺りにも天才少年同士のハラハラドキドキの戦いが見れてリアルなのだ。

*優勝は鮫島仁、3位が一郎。


ヽ(≧▽≦)ノ
徳村慎