音楽日記2016.8.4.
徳村慎
1.火曜の夜のGadget
iPhoneアプリのGadgetを使ってみる。EDMな感じを目指しつつ、デジタルシンセでシタールを入れたり。う~ん。リアルタイムレコーディングでやったから頭が途中から始まる。これは弱起の曲か?……でも全部がそこが頭になってんだよなぁ。(正確には、弱起とは、小節の途中からはじまる曲のことです。)
2.水曜日のmicroKORG+ヒューマンビートボックス
アナログモデリングシンセmicroKORGを使い、ヒューマンビートボックス(なるべくベース音は出さない)で同時に鳴らす1人セッション。意外に気持ち良かった。オービタル風のヒューマンビートボックスにシンセ音を入れる。左手はフィルターをいじり、右手だけでコードとメロディらしきものを弾く。このシリーズはイケるな、と満足している。録音すると09分06秒だった。
3.水曜日。クロード・チアリ風ギター
風呂上がりにYouTubeでクロード・チアリ(ギタリスト)を観た。ジャズ理論をネットで書いている日本人ギタリストらしき人が居て、そのサイトでクロード・チアリの世界をコピーする方がよっぽどジャズで使える、みたいなことを書いてあったのだ。
クロード・チアリを耳コピで簡単に説明すればコードは普通のダイアトニックやテンションに加えて平行コードも使ってくる点だ。面白くはあるが、さほど難しくはない。ナチュラルなグルーヴ感もあるし普通だなぁ、と感じる。でも普通のことが出来てこそのジャズなのかも知れない。
1曲だけ聴いただけなのでクロード・チアリの全てがそういうスタイルであるのかは分からない。でも僕が普段弾いてる感じにとても似ていることも確かだ。少し平行コードでの感じを増やせば出来る。
風呂上がりなので5分も触っていないが満足だ。(風呂上がりは指の皮膚が柔らかいので長時間やると痛いのだ。)また、こんなアドリブも暇な時に録音しておきたいと思う。
4.木曜の早朝。Gadgetでアンビエント。
昨夜、YouTubeでBURGというアンビエント音楽家の曲を聴いた。この人(海外の方らしいが)、以前から観てるんだけど、機材がドンドン増えてるんだけど、やってることは、そんなに変わらないっていう方で。微妙に音楽的に良くなっているのかも知れないけれど、僕には「いつも通りの綺麗なアンビエントやなぁ」という印象しかなくて。機材が増えても変わらんのちゃうんか?……という感覚と同時に、ドンドン増やしてくれ、という思いもあって。(笑)
で、早朝になってBURGっぽいアンビエントをiPhoneアプリのGadgetでアンビエントをやった。長さは15分49秒。まあ、それなりに自分っぽくはなるんだけど。やっぱそこは完全再現ではないんで。あくまでも真似してもオリジナルを作ってるって感覚なんで。リアルタイム録音で重ねていけるんだけど。Gadgetってアプリはそのまんま楽器ガジェットが1つのアプリで何個も使えるっていうヤツで。やっぱKORGの出してる本格的なアプリってことで極端に言えばシンセで作れる曲なら幅広く作れそうな感じで。
最近、暑くて寝つきが悪いんだけど、BURG聴いてたらウトウトとしはじめて。本当に耳に心地いいアンビエントで。それをある程度ルールとして守るようなアンビエントって大事だよなぁ、と。
BURGは映像的に色んな楽器ガジェットを並べ立ててて。KORGのvolca、MS-20、RolandのAIRA、ELECTRONのリズムマシン、シンセのキーボードとか。でも、この人、キーボードで弾いてる時とvolcaみたいなボタン(センサー)に近いやつ弾いてるときと全く同じような音を出してて。コレ、volcaだけでも数そろえりゃイケるだろ、と。前は本当にvolcaとかの楽器ガジェットだけでやってたから、だんだんコレクションが増えてる感じで。でも、聴こえる音楽は一貫して変わらない、という。(笑)……コレクターなんでしょうね。僕も兄に楽器のコレクターだって言われるんですけどね。まあ、BURGの気持ちが分かるんですけど。……でも実際に似たようなことはアプリのGadgetだけで出来ちゃう、みたいな。(笑)……でも音楽のライブではiPhoneいじってるだけよりはハード並べ立てた方が説得力は増すよね。ビジュアル的に。