感想『ステップ・アップ4』 | まことアート・夢日記

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まことアート・夢日記、こと徳村慎/とくまこのブログ日記。
夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。



感想
DVD『ステップ・アップ4:レボリューション』

ダンス映画の第4弾。ムースって役のダンサーは2、3、4に出てるってことは相当上手いんだろうね!……毎回、主人公は変わるが、上手いダンサーは引き続き出て来る。ストーリーは、ちょっと繋がってる。

1から進むにつれてダンスのシーンの尺が増えて、4になるとほとんどダンス!!……って感じです。見終わるとスカッとするのが凄いですね。映画は基本スカッとするのが一番だと思います。この映画はストーリーは単純明解、ダンスシーンばかりなので、とてもスカッとしました。

小説では表現出来ない映画として音楽映画とかダンス映画ってありだと思います。小説でも読めるという映画は、ほぼ小説に負けている感じなので。だから映画として成り立つのは中身が無くて派手なアクションや映像美の世界かも知れません。しかし、この『ステップ・アップ』シリーズは1から観ているのでダンスの世界の難しさが分かります。ただ、一番観やすいのは1~4までなら4ですね。4作も続いてるんだから、中身なんかどうでも良くてダンスが観たい!……という感じで。

逆に時代劇なんかは小説の方が良いのかも、と思いました。まあ、映像でも良いんですが、司馬遼太郎『国盗り物語』を三巻まで読んでいて、これは小説向きの作品なのかな、と思います。省略の仕方が上手いというか。映画で長い年月で人物を追うと特殊メイクにCGでしか再現出来ませんが、小説だと嘘臭くないというか。やはり、映画で表現出来る世界と小説で表現出来る世界は違うと思います。2時間で言いたいことを言えるぐらいのパッケージにしてあるのが映画。自由な時間の少ない人でも5分ずつでも読み進められて何時間でも付き合えるのが小説だと思います。細かく言えば、マンガならではの世界もあるでしょうし、アニメで表現した方が良い世界もあるでしょう。映画に比べてTVドラマだと1時間ごとの小さなテーマと全話を通しての大きなテーマが必要でしょうし。

ただ、今はYouTubeなどの動画サイトが全盛ですよね。そのほとんどは楽器を演奏したりする姿で、リアルなんですね。もちろんCGの動画なんかもありますし、TV番組をそのままUPしたものもあります。しかし、リアルなものが大半なのを考えればYouTubeが流行るのは、人は映画の中のCGやワイヤーアクションといった嘘に飽きてしまっているとも分析出来ます。ダンスの動画も、そうですよね。現実にこんなことが出来る人がいるんだ、と感動します。

この映画『ステップ・アップ』もリアルなダンスならではの感動なのかな、と思います。リアルを求めれば歴史を小説にしたものや、もっと言えばノンフィクションの本になるでしょう。新書で色々な本が売れているのもリアルを求める人が多いからだとも思えます。

とにかく夢のあるストーリーにリアルなダンスの、この映画は、スカッとしたい人にはオススメですよ!

徳村慎





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