『Drum'nBass WAGON R』6 | まことアート・夢日記

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まことアート・夢日記、こと徳村慎/とくまこのブログ日記。
夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。

んで、ドラムンなんだけど。
これもぶっちゃけ、ブレイクビーツの方が、複雑だ。しかし、バトルブレイクスの目的は、いかに正確にリズムを刻めるかにあるらしい。
確かに、そりゃ出来なきゃ話にならん。でもよ、それは、ヒップホップなんじゃないの?俺もわかんないけどさ。結局、ブレイクスも先端だった時代は過ぎて、DJが裏方に戻ったというか。ああ、何故にターンテーブリズムの終焉を早めるのか諸君。


じゃー。サンプラーなんかで複雑なリズムを組めるドラムンでいいじゃん、て。
トランスは単純過ぎて、どーにもねー。猿以下のリズムで踊るクチは、ダンスを芸術とか思わないんだろうね。少なくとも、クラブのオーディエンスは踊らされている。酒を飲みたいやつは飲んで、お姉ちゃんを口説きたいやつは口説く。金を払って。
俺たちのレイブパーティーはタダだぜ。遠慮はいらねーよ。
ドラムンで乗れ。踊らされずに、踊れ!
4つ打ちなんて原始的なビートは、死ね。腐れ。犬に食われろ。

ま、全部、林の受け売りです。
俺は真夏でも締め切った、湿度の高い部屋で、今時、扇風機の風に当たりながら、この話を聞いた。途中、何度も帰りたくなった。が、その熱さ(暑さ)には共鳴する何かがあった。部屋も人間も、とにかく熱を帯びていた。オタクヤローは実家が米屋で、働かないで仕送りしてもらっているプーなのだが、人間の文化という点では、自分が働かないのを棚に上げてでも主張する、立派なやつだった。


米屋の三男で、どっちかって言うと、のけ者として一人暮らしを強制させられたわけだが、彼は持ち前の太さで乗り切った。確かに、脂ぎって動かないデブだが、ここでは肝の太さを言っている。プー太郎で何年も過ごしてきた彼は、どこかズ太いところがあった。フリーターやニートという言葉は当てはまらない。イメージ的に音が美しい横文字的な響きは避けたい。あの暑苦しい真夏のデブゴンには、プー太郎という言葉がよく似合う。


踊れ!踊りまくれ!
クソみたいな人生を吹き飛ばせ。
見てみな。踊るひとときを楽しむ外国人労働者を。家出中の13歳のダンスを。頭のハゲたリストラの中年や、モヒカン、タトゥーの兄ちゃんまで、ステップを踏んでいやがるんだ。色とりどりの服装がハメを外して踊ってやがる。うひょー。こいつが、ドラムンベースじゃい。時代の先端になんか、なるな。音楽の先鋭であり続けろ。

(了)