そろそろ来てるかな!? | 鳥の思い出

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5月11日は丹沢の低山帯を回った後、ブナ林にアクセスできる県西のポイントへ。


低山の植林では、大型連休の山梨遠征で不発だったオオルリ、サンショウクイを狙いつつ、サンコウチョウの入り具合をうかがう。毎年同じことの繰り返しだが、それでもいいのである。


久々に見下ろしの枝にオオルリ雄が止まってくれたが、光の恩恵は受けられなかった。羽づくろいしていて姿勢もイマサン。


サンショウクイはやはり声と、上空高くを飛ぶ姿のみ。やはり、なかなか狙って撮れる鳥ではない。サンコウチョウは既知の1ポイントで尾の長〜い雄を確認できた。撮影はならず。これから個体数が増えてきたら、より見つけやすくなるはずだ。ほかにはヤブサメの声が近いのだが姿を見つけることができなかった。


笹を食い尽くし、ヤマビルの生息地を広げる厄介な存在…ではあっても鹿そのものを憎む気にはなれない。


さて、ぼちぼち次のポイントへ…と移動する途中の畑で、ちょっと意外な鳥に遭遇。



サシバ!神奈川県内での電柱止まりはレアと言えるんではないだろうか。


畑で獲物を探している様子だったので観察を続けたかったが道が狭く、そこそこ交通量があったため停車スペースを探しているうちに飛び去ってしまった。


遅い渡り途中か、この山のどこかで繁殖をトライするのか。今後また現れることがあったら紹介したい、というかぜひ現れて欲しい。


★★★


続いては予定通り標高を上げて新緑のブナ林へ。初夏はコルリ+αがターゲットである。


キビタキ雄。さかんに虫をフライングキャッチしていた。明るい緑は爽やかなのだが、夏鳥の色を吸い取ってしまう。


近くで、巣材をくわえた雌を一度だけ見ることができた。


本命のコルリは少なくとも3個体、声が聞こえていた。生息密度の濃い場所では、1個体が歌い始めると他の個体も負けじと歌う。当然、声がよく通るところが舞台となる。


それゆえ見つけることは難しくないのだけど、やはり明るい新緑が背景だと青も焦げついてしまう。


空が曇ったおかげで1カットだけ、コルリらしい渋い瑠璃色を写すことができた。光線によってはもっと鮮やかになるはずだが、現像で捏造するのはやめておく。


ここではほかにクロツグミ、センダイムシクイ、イカルを見たほか、ツツドリ、ジュウイチの声を聞くことができた。いつもの年と変わらなくて、ひと安心である。


いよいよ5月も末。赤い鳥に誘惑される時期がまたやって来ましたね!