月刊やとぴっくす4月号:春の渡り観察中 | 鳥の思い出

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鳥と自然を楽しむブログです。神奈川県を中心に活動しています。

"谷戸"と"pics"と"topics"をかけて、地元多摩丘陵のルーチン探鳥レポートです。月間報告というより「せめて月イチはやっておこう」というノリ。

 

毎春恒例、出勤前の早朝探鳥(おもに渡り観察)を3月後半から開始しています。大雨や遠征の日以外は毎朝通い、6月上旬までは続けるつもりです。

 

◆ダイサギ3月10日◆

ザリガニやカエルが活発になってきたせいか、ため池の浅瀬でよく餌を探している。アオサギもいるけど静止していることが多い。

 

◆カワセミ3月17日◆

このため池ではブルーギルらしき魚をよく獲っている。下流の水路やドブ川では水生昆虫がメインのよう。

 

◆コチドリ3月19日初認@鶴見川◆

今年の個人的夏鳥第1号となった。昨年以前はコチドリの記録をつけてないので、とりわけ早いかどうかはわからない。夏鳥第2号はツバメで3月31日初認。

 

◆ルリビタキ3月28日◆

ジョウビタキともども、この日を最後に姿を見ていない。4月6日にいずれかの声を聞いたが、識別できなかったのが悔やまれる。

 

◆ツミ3月28日◆

3月中旬ごろからツミの甲高い声をよく聞くようになった。逆光で距離もあり獲物は特定できない。近くで繁殖かもしれない。

 

◆オシドリ4月2日◆

ここ最近では最大のイベント。まだ薄暗い池がいつになく騒々しく、遠見にオシドリの群れが来ていることがわかった。対岸におそらく20羽くらいはいる。人慣れしていないオシドリの警戒心が強いことくらいは知っているので、身をかがめて少しずつ接近。

 

しかし(゚o゚;;こちら側の岸、つまり私の足元にも数羽いたのでした。気づくや否や当然飛ぶわなあ。そしてそいつらが飛んだ拍子に、あっけなく対岸の皆様も一斉に飛び去ってしまった。

 

谷戸の妖精にお願いして、時計の針を戻せないかなって思いました。私は何度、同じ過ちを繰り返すのだろう。懺悔・・・

 

◆カイツブリ4月6日◆

冬の間水を抜かれていた池が満水となり、今年もカイツブリが戻ってきた。11日にはペアでいるところを確認したが、例年の実績から繁殖は期待しないでおく。

 

◆サシバ4月7日◆

…つってもこんなだけど。今年はまだこの一度だけ。無印よりはマシか。

 

◆ハイタカ雄幼鳥4月8日◆

 

早朝の水浴びは意外だった。大きな声では言えないけどこの日は遅刻した。職場の人は誰も私のブログを知らないので、ご安心ください(笑)

 

◆ビンズイ4月12日◆

1月20日以来。渡り途中の個体という可能性もある。

 

◆センダイムシクイ初認4月12日◆

やっと本命登場。確かな夏鳥シーズン到来を感じる一種である。4月15日には確実なキビタキの声を聞いた。今年は夏鳥の飛来が早いという情報をたびたび耳にするが、この2種に関しては当地でも過去5年間で最も早い。

 

【2024年春の渡りリスト更新中】

種名\年 2024 2023 2022 2021 2020
サシバ 4/07 4/06 3/28 - 5/05*
センダイ
ムシクイ
4/12 4/13 4/22 4/30 4/21
キビタキ 4/14*
4/15
4/19 4/20 4/26 4/24
アカハラ 4/13 - 4/19 4/21
ヤブサメ 4/22+ 4/14 4/08 4/22
オオルリ - 4/21 4/20 4/29*
ツツドリ - - - 4/26
コルリ 5/06+ - 4/26 5/04*

(無印麻生区、+多摩区、*青葉区または町田市)

 

冬鳥系ではジョウビタキとルリビタキは去ったようだが、4月16日現在、アオジ、シロハラ、ツグミ、シメはまだ連日確認している。アオジは3月21日、シロハラは4月7日にさえずりを初聞きしている。

 

カケスは4月9日以降記録が絶えている。でもまだ微妙なところ。

 

★★★

 

という感じで、ほぼ毎朝×約1か月を凝縮すると、平凡な谷戸でもいろいろあったんだなと振り返ることができます。次回はどんなレポートになるでしょうか。ではまた!