酒匂川下流の渡り鳥(4月下旬)  | 鳥の思い出

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私は2020年秋からシギチドリ観察に本腰を入れ始めたので、春の酒匂川通いは3シーズン目です。前回4月10日の主役だったオバシギは去り、その続きは順当な感じです。4月16・22・29日の3回ぶん。日ごとに探鳥録を書く余裕がなくなってきたので、種別に写真を並べてシンプルに紹介します。

 

【メダイチドリ】

 

私は4月16日に初認。毎年来てくれる普通種。それでも見られるとなぜか安心する。

 

シギチドリ3種盛りのコラボ。

 

【ムナグロ】

こちらも4月16日に初認。翌週は16個体を数えた。4月29日にはもう確認できなかった。

 

ムナグロも数の変動はあるが毎年来てくれる。人々の去った夕刻、河川敷のグラウンドに上がって餌を探していた。

 

【ハマシギ】

 

4月22日の様子。ここでは冬にも見ることがあるが、越冬かどうかはわからない。とろろ昆布みたいなものを盛んに食べていた。

 

【トウネン】

4月22日、単独でいた。トウネン自体は普通種でも春の酒匂川で私が確実に見たのは初めてだと思う。

 

何度も「ツバメチドリは?」と聞かれたが答えようがない。こっちが教えて欲しいよ(笑)もちろん私も見たいけど、結局まだタイミングに恵まれない。

 

シギ類ではほかにキアシシギを(酒匂川では)4月29日に初認したほか、上流の淡水域では冬も滞在したと思しきクサシギを確認している。

 

さて、シギチドリ以外の鳥としては・・・

 

【ササゴイ】

4月22日初認。石に同化していた。こういうときに「何見ているんですか?」と聞かれたら、さすがにそれは教える(笑)

 

ササゴイはオープンなところにも出てくるが、鮎釣りが解禁になると人が大勢入るので5月中に見ておいた方がいいかもしれない。

 

【コアジサシ】

 

4月16日初認。川に垂直に突っ込んで魚を捕らえるシーンを撮ろう!という心のゆとりがないのが悲しい。ほかのアジサシ類、たとえばアジサシを見たいという気持ちが勝る。

 

【アマツバメ】

撮影は4月16日。前の週にも見た気がするが記録を残しておらず、初認も16日とする。やはり記録は当日のうちにつけたほうがいい。

 

【オオヨシキリ】

4月29日初認。たぶんもっと早くから来ている。声の存在感ではセッカと並んで夏の主役。

 

【ヒレンジャク】

やや上流の土手で4月29日。桜の実を食べに来ていたようだ。一発大逆転の夢を抱いたものの・・・やっぱり黄色いやつはいなかった。

 

酒匂川のまずまず多彩な顔ぶれでした。確実に見るべき種類は見られたがあと一発が欲しかったな(^^;;