真夏のメモリーズ♪
『飛び散るぅ 光にぃ 何もかもまぶしかったあの頃 』 『割れたらぁ 戻せないの こわれた純愛 』 『もう一度 あなたがぁ きつく抱きしめてくれたなら 』 『枯れてた 涙キラキラ あふれてくるでしょう 』 夏の高校野球の決勝戦を翌日に控えた水曜日、前々から一度コミュニケーションを深めたかった顧問弁護士先生を連れて、“真夏のメモリー”を訪れた。 「いやあポッキーさん。本日はお招きいただきありがとうございます。お誘いいただいた時から、大変楽しみにしておりました。」「いえいえ先生、こちらこそお忙しい中お時間を作っていただき感謝致します。 まあまずは美味しい肉でも食べて、精力つけてから行きましょう。この前客人に紹介されたこの店は、叙々苑系列では珍しいしゃぶしゃぶの店なんですよ。なかなか味もイケてると思うので、どうぞどうぞたっぷり召し上がってください。」 「ありがとうございます。お肉大好きですテンション上がりますねぇ」ほぼ同年代の弁護士先生に、これまで何人にも話した美帆ママとの出会い~メモリーストーリーを話すと、 「なるほどぉ。なかなか深い縁があったんですねぇ。いやあ、そんな綺麗な子ばかりって聞くと、ますます楽しみになってきたなあ。」偶然にも歌舞伎町に位置する「しゃぶ叙」というこの店は、メモリーまで目と鼻の先にあるのだが、予想以上に先生の反応がよく、ほとんど腰も落ち着かなくなってきていたようなので、デザートも早々に片づけて、気持ちの上では小走り状態でメモリーに向かう。ママにはあらかじめ大事な客人だと告げていたので、薫風希凛花のお気に入りの3人娘を最初からつけてくれる。 「ポッキーさん、みんな綺麗過ぎます 女の子にしか見えない」 「ええと、、この前連れて行っていただいた銀座よりいいです」 「あのぉ~彼女らにAKBのフォーチュンクッキーを歌ってもらってもいいですか」会話の合間を見計らって、弁護士先生が2度3度と自分に耳打ちしてくるその表情が、時間が経つにつれて、どんどん緩くなってきているのがよぉーくわかる。「あぁ。。。こりゃ完全に魂抜かれちゃってるな よし、そんじゃばおもてなしのトドメ打っちゃおうかな。」 「先生、この子達見てくれも可愛いけど、声も全然女の子でしょ 例えば君等、先生に“僕ホントは男なんです”って、言ってみてよ」 「私たち女の子ですから、そんな事言えませんわ」と、いつもより心持ちか細い声で、小首をかしげながら薫風が先生に微笑む。 「あぁぁぁ。。。」 かすかな喘ぎ声と共に、先生がどこか遠くの谷底に落ちていってしまったリクエストしたAKBが歌われる頃には、完全に吹っ切れたのか 店内の中央スペースで彼女らと一緒に「 オニギリ オニギリ」を繰り返す先生。いやあ、またまたメモリー中毒患者を増やしてしまった真夏の夜の罪なメモリーズである。 『恋してぇ 焦がれてぇ あなたに一途だったあの頃 』 『二度とはほどけないの ねじれた純情』 『見つめてぇ いるだけでぇ この胸いつもふるえていた』 『今でも好きよキラキラ真夏のメモリーズ』 ~ by TUBE ~