形而上学とは、「存在そのものを問う」ということ。
神・世界・霊・魂などを研究対象とする学問。
世界の根本的な成り立ちの理由や、物や人間の存在の理由や意味など、見たり確かめたりできないものについて考える。
漢字「而」は 助け字 接続 意味「すなわち」
「形而上」「形而下」の「而」は、「の」と訳すとよい。「形より上のものを考える学問」
古代中国の占筮(細い竹を使用する占い)の書物『易経』繋辞上伝の一節
「形而上者謂之道 形而下者謂之器」に由来する表現。
(形として目に見える以前のものを「道」、形になって目に見えるようになったものを「器」という)
「道」は、世界万物の本質、根源であり、形のないもの。
「器」は、形になって、目に見えるようになったもの。
アリストテレス(紀元前 384年~322年)が「第一哲学」と呼んだ学問。
「第二哲学」は今日でいうところの自然科学を指していた。
形而上(けいじじょう)とは、有形の現象の世界の奥にある、究極的なもの。