たまには音楽の話でも。

今日のテーマは「音感」について。
おそらく以前にも記述したと思う。

音感と聞いたら、たぶん多くの人が音の高さを名前(ドレミ)で判別する能力だと認識するだろう。

ちなみに、私はそういう意味での音感はほぼ無い。
微妙な言い方だが事実である。
恐ろしいことにハ長調ですら怪しい。

小さい頃からピアノを習っている人々にとっては、そういう類の音感は自然と習得しているだろう、と予測する。

現在、流通しているピアノはきっと全部が平均律という音律で調律されるはずだ。

ここである種の答え、平均律の判別は大人になってから覚えようとしても無理に近い。

よくキーボードを鳴らして同じ音高でドレミで歌うと相対音感が身につくと一般的に言われている。

相対音感とは、音と音とを比較して音を取る、という雑な理解で良い。

しかし、ピアノの音には難題がある。
平均律のチューニングはオクターブ以外、全部の音程にうなりが生じることだ。

それが何だと多くの人は思うが、うなる音程とは耳に定着しにくいのだ。
いや、12種類の音をドレミで名をつけて認識する、このシンプルなことが大人になってからは極めて難しい。

私は純正律に強い関心がある。
それは音程の構成が単純で複数の音が同じような音の高さに聴こえるほど、キレイな和音である。

興味がある方は、「純正律 ヴァイオリン」などと検索すれば、いろいろと情報が出て来る。