番外編です。

中小企業診断士の学習を始めてから約2年になろうとしています。この2年間、椅子に座りっぱなしの時間が増えました。睡眠時間も減っているので、疲れが溜まりやすくなります。

自分の場合、疲れが溜まると、てきめんに脹脛ぎや腿がパンパンに張ってくるので、この2年間、マッサージに行ってほぐしてもらうようにしています。いつしか、いつも、決まった方にお願いするようになりました。

さて、先月をもって、いつもお願いしていた、その術士の方が転職され、先日は、違う方に施術をお願いしました。もちろん、その方もプロとして技術は高いのですが、サービスは技術だけではないな、ということを感じました。

今までですと、何も言わなくても、強さ加減や特に押して欲しいポイントをお任せできたのですが、初めてお願いする方でしたので、それを口に出さないとわかってもらえません(あたりまえです)。しかし、このような、痒い所に手が届く自分のことをわかってくれている、という感覚が、サービスの提供する「嬉しさ=価値」であることを実感しました。

しかし、もちろん最初からそうだったわけではなく、繰り返し通ううちに、その方と共に作ってきたもの。サービスは、顧客と一緒に作って行く物という特徴も再認識することになりました。サービス業の場合、客は人に着くと言いますが、本当ですね。


ところで、そのマッサージ士さんが、お辞めになったのは、コーヒーのバリスタになりたいという夢のためだそうです。

それを聞いたときには、「夢が持てる"若さ"というのは素晴らしいな」だったのですが、今、改めて考えてみると、自分も「やらねばならぬ」という業務に追われる中にあっても、本当にやりたい事を持って、継続して少しづつでもそれに取組むことができれば、それは、同じように夢を追いかけていることになるのではないか、と思うようになりました。

転職する必要はなく、現在の業務の忙しさの中でも、本当にやりたい業務(言い方を変えると、本来のミッションに照らした本質的な業務)は何か? を考えて、忙しさに流されて終わってしまわないようにしよう、という意味です。

「人は"こうなりたい"という強い思いがあれば変われるんです」というのが、最近の持論なので、自分も思いを持って頑張ろう、と思いました。私も負けないように、公私ともに、自分の夢を追いかけたいと思います。

約2年間、私の身体の手入れをしていただいたKさん、夢をかなえてくださいね。陰ながら、応援しています。今度は、あなたの入れてくれたコーヒーが飲める日が来ることを、楽しみにしています。

若松義人(著)「トヨタが「現場」でずっとくり返してきた言葉」を読了。

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著者は、トヨタ自動車で大野耐一氏のもとで、トヨタ生産方式の実践、改善、普及に努められた方だそうです。

必ずしも、トヨタ自動車の中でのエピソードでないものもありますが、トヨタ式生産方式を実現しようとする会社の中で、現実にあったエピソードを題材に、トヨタで使われている言葉の数々が、どのような意味を持っているか、ということを、わかり易く説明してくれています。

まさに、現場のノウハウが詰まった一冊で、こちらも、ほとんどのページに線が引かれて真っ黄色(黄色い蛍光ペンなので)になってしまいました。何度も読み返して、自分の言葉として説明できるようになりたい言葉が満載です。

ご参考までに、章立ては次の通り。

(第1章) トヨタが「現場」を動かすときに使う言葉
(第2章) トヨタが「人材」を育てるときに使う言葉
(第3章) トヨタが「チーム」力を上げるときに使う言葉
(第4章) トヨタが「改善」するときに使う言葉
(第5章) トヨタが「知恵」を絞るときに使う言葉
(第6章) トヨタが「なぜ」を問うときに使う言葉
(第7章) トヨタが「実行」するときにに使う言葉
(第8章) トヨタが「WAY」を伝えるときに使う言葉

稲盛和夫(著), 盛和塾事務局(編集)「こうして会社を強くする」を読了。

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盛和塾で、塾生の経営者の方々から塾長稲盛和夫氏に質問し、それに対して答える、という形式をとっています。

塾生と言えど、一国一城の会社をを率いる経営者の方々。その質問内容は、非常に高い問題意識の上にたった経営課題なので、ひとつひとつの事例が非常に参考になります。しかも、稲盛氏の答えが、それに増して強力な説得力を持って迫ってきます。

非常に勉強になりました。何度でも繰り返して読み返すべき一冊です。
線を引きながら読んだのですが、ほとんどのページに線が引かれて真っ黄色(黄色い蛍光ペンなので)になってしまいました。なので、ここで要約をご紹介することが困難ですので、章立てのみご紹介。

(第1章) 判断力を磨きあげる
・トップの判断のよりどころとは
・社長業には何が大切か
・トップの器になるには
・経営目標は何を基準に、どのように決めるべきか
・本業と公職の葛藤を克服するには
・危機にあたっての心構えはどうあるべきか

(第2章) 業容拡大を実現させる
・伸びていく社風づくりとは
・低収益から脱却するには
・社員への利益配分はどう考えるべきか
・急成長時の設備資金調達をどうするか
・拡大路線と借入金増大のバランスをどう図るべきか
・先行投資のタイミングはどう考えるべきか

(第3章) 社員のモチベーションを高める
・ベテラン社員の自己啓発意欲をどのように高めるか
・3K職種の社員を、誇りを持った仕事集団にするには
・高齢化した社員を活性化するには
・哲学を共有できる若手の育成をどうするべきか
・ナンバー2の要件とは
・役員の出処進退、人材登用はいかにあるべきか

(第4章) 事業を引き継ぎ発展させる
・偉大な父の後継者としてなすべきことは
・娘婿経営者はどうリーダーシップを発揮するか
・中小企業の世襲制は是か非か
・二代目と番頭の関係をいかに築くか
・分社化の意義は何か

(第5章) 新規事業に挑戦し成功させる
・外部環境のマイナス変化にどう取り組むべきか
・新規市場進出の条件は
・海外進出成功の秘訣は何か
・進出・撤退を決断する物差しとは
・新商品開発の着眼点をどこにおくか

(第6章) 強い組織を作る
・京セラのコンパとはどういうものか
・燃える闘魂をどう体得するか
・若い従業員の価値感をいかに受け止めるか
・家族愛と仕事のバランシをどう図るか
・健康を保つためにしていることは
・名経営者の条件とは

改めて、稲盛和夫氏の凄さを認識することになりました。