天から舞い降りたもの | こうのの日々

こうのの日々

漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。

 

一昨日、6月24日は「UFOの日」でしたね。

その1週間前の17日の朝のことです。

 

わたしは朝ごはんを食べながら、なんとなく窓の外を見ておりました。

すると、窓のそばを、何かがくるくる回転しながら垂直に降りてくるではありませんか。

15㎝くらいはありそうです。

華やかな縞模様に見えます。

「ん! ありゃ何じゃ!?」

と声をあげましたが、夫が振り向いた時にはもう通り過ぎていました。

あんなにゆっくり降りて来たのに、なんでもっと早く見てくれないんだ…と思いましたが、わたしが気づいてから声にするのが遅かったのかも知れないなあ。


その後、おもてに出てみましたが、落ちたと思われる場所には何もありませんでした。

「誰かが拾っていったのかも知れないな」と思いました。

 

翌朝、ちょっと離れた場所でこれを見つけました。

風で移動したのでしょうね。

たぶんトビの羽根です。

もっと大きく見えたけど、たぶん残像現象のせいなのでしょうね。

上空で争っているような声もなかったので、飛んでいる最中に、換羽で自然に抜け落ちたのでしょうね。

 

ちなみにTさんもちょうど換羽で、こんな羽根が数日ごとに抜けています。上の小さい赤いのもたぶん翼の羽根ですが、セキセイインコのお腹の毛よりも小さいくらいです。


「人間はすべての善なる規範を  に委ねている」

と、つねづねわたしは思っているのです。

人が着飾り、歌い、踊り、誰かに愛を伝えるそのやり方は、すべて鳥の真似に過ぎないのだと思います。

ええ、だからこそTさんがわたしに殺気満々なのが地味にこたえるわけですがね…。

 

不要になった一枚でさえ、こんなにも美しく、規則正しくキリモミ状にらせんを描いて舞い降りてくるんだなあ、と感激しましたよ。

 

未確認飛行物体ならぬ、確認済み落下物体の話になってしまいました。

ではまたね!