おかげさまで100回目の こんにちは! こうの史代です。
前回99回目からの数日間、わたしはとてもドタバタしておりました。
1月16日(日)は、焦りながら1日中ペン入れをしていたでしょ。
17日(月)は、修正して途中までカケアミをして買い物に行ってTさんのオモチャを作り貯めて旅行の支度をしていたでしょ。
18日(火)は、朝、特急きのさき号に乗り込んで、車窓から雪化粧の福知山城に別れを告げて、
これから会う人にもらった書類に目を通していたら、途中、園部あたりで雪が深くなってちょっと心配したけど、
ほぼ遅れもなく京都駅に着いて、
「いつも悪天候のあおりを受けるきのさき号が時刻通りなら安心だ。あとは新幹線に乗るだけだな」
と安心していたら
なんと滋賀県あたりでこのように吹雪が待ち受けていて、
のぞみ号が、シャリッ…シャリッ…と不気味な音を立てて雪を踏みつつ徐行して30分遅れてしまったというのに、
名古屋に着く頃にはウソのように晴れていて、
富士山を眺めて、今まで自分がいかに太平洋ベルト地帯でのうのうと暮らしていたか痛感させられながら昼食のおにぎりを食べ、顔を塗って、髪を整え直して、東京駅で30分遅れで降りて、けっきょく約束の時間にも10分遅れてしまいましたが、
この「約束」というのは、テレビ番組の取材でして、そこからさっそく3時間ほどインタビューに答えて、その後は宿の部屋に移動して、カケアミの続きをやっているところを撮影してもらって、
テレビの皆さんがお帰りになったら近くのローソンでお弁当買ってきて食べて、夜中までカケアミやって寝ました。
テレビの取材…毎度反省するのだが、
よく「描いているところを撮りたい」と言わて、大体それはペン入れ以降の行程をさしていて、そういう時は締め切りが迫っているので、体内時間がおかしくなっていて、肝心の喋りのほうで落ち着きなくまくし立てて失敗してしまうんだ…。
今回は話している最中にそれに気づいたけど、体内時計がおかしくなっているから直せないんだよ。
で、「まあ、もうこんな経験は二度とないだろうけどネ」と毎回思うから、次の時にはそれを忘れているんだよ。
忘れないために、ここに書いとこう。
締め切りに追われるそこのあなたも、これ、頭の片隅に置いとくといいぞ!
この番組については、情報解禁が3月半ばの予定なので、その頃に詳しく告知しますね。
ではまたね!