こんにちは！ こうの史代です。
突然ですが、わたしはラジオが大好きです。
昼間はだいたいKBS京都ラジオを聴きながら仕事をしています。
先日、好きな番組に出ている 桂二葉かつらによう さんという若い女性落語家さんが、NHKテレビの「新人落語大賞」に出るというので、テレビを見てみました。
へえ、ほっそりした人なんだな、こんな髪型なんだな…、しかし桂二葉さんの落語めちゃめちゃ面白いな！
と楽しく見ていましたが…、次第に、あれ、この人どっかで見たような…と不思議な心持ちになってきました。
見れば見るほど、ちょっと猫背のたたずまいや、何気ないしぐさが、若いころの（ここ重要）自分に似ているような気がするのです。
顔立ちはそうでもないし、自分のたたずまいや仕草をはたから見ることなどほとんどないはずなのですが、どうにも説明のしようがない感覚で、親近感を通り越して、だんだん怖くなってきました。
思えばわたしも、小さい頃は落語が大好きで、落語家になる、笑点に出る！ と両親に言ったりしていました。
でも、女は落語家にはなれないんだな、といつからかなんとなく思い込むようになって、この桂二葉さんを見るまで、そんな夢を持ったことも忘れていました。
桂二葉さんは、わたしの夢を、わたしの代わりに叶えてくれたんだな、と思いました。
そして考えてみれば、わたしだってきっと、漫画を描き続けなかった誰かの代わりに、漫画を描いているのでした。
そして、世界の誰もが、誰かの代わりに何かを叶えているんだろうな、と思ったのでした。
その後、夫に「この若い落語家さんが、昔のうちに怖いぐらい似とる気がしてね…」と話してみました。
夫は桂二葉さんをネットで見て、「うーん、まあ言われてみればそうかな」と言いました。
「それよりお前、ちょっと ぽーーーーー とした目してみて」
「ん？ ………。こうかね」
「いけるでお前！！ これ応募しようぜ！！」
なんと！ 現在福知山市では、「明智光秀そっくりさん」を募集しているのです。
確かに夫よりは似ているような気もするけど…。
戦国武将に似ているかどうかなど、さすがに全く考えたことなかったな！
ちなみにこれは、市外のあなたも応募できます。
ご検討くださいね！
ではまた明日ね！