白金懐炉 | こうのの日々

こうのの日々

漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。

 

今日は大きな地震が重なりましたね。

あなたはご無事でしょうか?

 

こちらも今朝、久し振りに揺れましたが、震度2か3かな…。

Tさんが目を丸くしていたくらいで、おかげ様で大したことはありませんでした。

広島から上京して間もない頃は、東京の地震の多さに驚いたものでした。

でも、やがて慣れました。

とはいえ、東日本大震災後の数日は、生きた心地もしませんでした。

でもそれも、やがて慣れました。

5年前、こちらに移住したら、こんな小さな揺れでもまた驚くようになってしまいました。

あんなに長く暮らした東京だったのに、すぐ状況に慣れて、忘れてしまうものですね…。

 

昨日の朝、こちらの山々は白く雪化粧していました。

初冠雪です。

引っ越してきたばかりの頃は、刺すような北風に身がちぎれるかと思ったものでした。

でも、やがて慣れました。

慣れもあるのですが、寒さとの付き合い方が分かってきたのでしょうね。

 

今年の初めからは、コレを使っているのです!

ねえねえ、これ、知っとるう?

はい!

白金懐炉ハクキンカイロです!

このように開けて、

本体(下)にベンジンを注いで、

火口(中央)をはめてライターで数秒あぶって、

蓋(上)を閉めます。

ライターの火は種火ではなく、化学反応を促すものなので、燃え続けているわけではありません。

ベンジンが白金を触媒として化学分解されるさい熱が発生する、という仕組みです。

 

これ、使い捨てカイロと同じくらいの温度なのですが、熱源が大きくて、使い捨てカイロより格段に温かく感じます。

電気を使わないのも気に入っています。

ベンジンの量で使用時間を調節できるのもありがたいです。

つるつるぴかぴかで、孔雀の形の透かし彫りも可愛らしくて、見ていて飽きません。まあ、使うときは袋に入れちゃうんだけどね…。

ちなみに、1回のベンジン代は使い捨てカイロの値段と同じくらいかな。

超おすすめです!!

 

ついこの間までは、朝夕決まってサギが悠然と空を横切っていたのです。

それが今は、川べりに2、3羽いるだけで、ほとんど姿を消してしまいました。

代わりにムクドリの大群がやって来ました。

近所の柿の木にとまって、けたたましくおしゃべりしています。

 

では、また明日ね!