こんにちは! こうの史代です。
ここ数日で急に寒くなりました。
昨日の朝などは、車の窓ガラスに氷の粒(霜?)が張りついていたのです。
ところで、わたしは数年前からアスパラガスを育てています。
観葉植物として小さな鉢植えにもなっていますが、屋外では背丈くらいの高さになります。
本当に姿がきれいで、見とれているうちにいつも若芽を収穫しそびれるもので、あっという間に大株になりました。
風の日には細い葉っぱをさやさや鳴らして揺れ、雨上がりには葉っぱごとに丸い雫がついて、きらきら宝石のように光ります。
次に住む家は、アスパラさんをぐるりと生垣にしたいです。
そんなアスパラさんが、この週末の寒さで、いっぺんに黄色く枯れて倒れていました。
なので、すべて根元から伐りました。
そして葉っぱと茎に切り分けました。
葉っぱは細かく切って、茎は10㎝くらいに切り揃えました。
これをどうするのかというと…
葉っぱはTさんの敷き藁に。
そして、茎はこの通り。
Tさんのおもちゃになります!
アスパラさんとは春までお別れです。
さて。
ご好評につき、また昔の絵を載せようかね。
え…あれ、好評だったの…? と思ったそこの純真なあなた!
連載第1回めが載っている雑誌の予告頁に、まだ誰も読んでないはずなのに「連載第2回! 早くも大好評!」と書いてあるのは漫画業界ではごく普通の事なんだゾ☆!
はい。
「屋根」河野史代 1994年8月 アクリル水彩です!
昨日の絵「甘夏」と同じ大きさのキャンバスボードに描いています。
東京都杉並区の風景です。
これ、面白い屋根だと思ったから描きたかったのに、出来てみたら無難にまとまりすぎていて、モヤモヤしたなあ。
今もういちど描いたら、もう少しは気持ちが込められるんだろうか。
いやいや、こういう絵を描かなくなったのは、わたしはいつも、実物より善いようには描けない、と気づいたからなんだった。
でも、そう分かってはいても、描きたくなっちゃうんだよね。
これまた、まずいと思うのになぜここに載せたのかというと、
もしかしたらこの風景を懐かしむ人がいるかも知れないな、と思ったからです。
確か…荻窪駅と南阿佐ヶ谷駅の間の青梅街道が高架になっているところがあって、そのすぐ下に、こんな古びた屋根が見えていたんだよ。
今もあるのかなあ?