あの人の命日 | こうのの日々

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漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です!

はい。昨日の続き、山陰中央新報さんに寄稿した文章の二回目です。

 

普段わたしはなるべく「宮澤賢治」は自分の仕事に持ち込まないようにしているのです。

この文章に書いた通り、宮澤賢治を利用して読者を集めるのは気が引けるからです。

そして、わたしのせいで「賢治ファンて、みんなこんなイタイ人なん…」と思われると申し訳ないからです。

今回はたまたま、お世話になっている加納美術館の方も賢治ファンだったもので、宮澤賢治のことを書いてみることにしました。

載ったのは2週間前です。

それをなぜ今、こうしてここに転載するのかというと……、もちろん!

今日が宮澤賢治の「命日」だからです!

 

最近思うのですが、

この世での「命日」は、あの世では「お誕生日」ということになるわけですね。

だからきっと、あっちでお祝いしてもらっているだろうなあ、と思いながら、

こちらでも負けじと、仏壇にお花や岩手のりんごをお供えしてみたりするのでした。

 

こちらは、わたしが生まれて初めて買ってもらった文庫本です。

カバーは破れてどっかにいってしまいました。