夏樹静子
光文社カッパノベルス
1982年2月発行?
下記はウィキより引用です。
日本有数の製薬会社・和辻薬品の会長有する山中湖畔の別荘を舞台に、
女子大生・摩子による当主・与兵衛の刺殺事件を描く。
アメリカの推理作家エラリー・クイーンが別名義で発表した推理小説「悲劇4部作」
(『Xの悲劇』『Yの悲劇』『Zの悲劇』『レーン最後の事件』)へのオマージュとして執筆され、
題名の「W」はXYZに次ぐ第4の未知数、悲劇の舞台となる和辻家、
そして女性(Women)を表している。
さてさて、何でこんな古いのを今更?と思われるでしょうが・・
父の四十九日〜母の入院〜死亡〜葬儀までになってしまった前回。
実家にあるこちらを最後に手にしました。でも読み始めただけ・・
自宅に持ち帰ったものの図書館本を優先した結果、全く読めず。
結局またしても実家に持ち帰ってようやく読了した次第です。
もう何回目の再読になるでしょうか・・
夏樹静子さんもそれなりに色々読んでましたけれど・・
(もちろん、クイーンもほぼ読んでます)
あまりに昔のことなのでほとんど覚えておらず。
真冬のお話で雪に閉じ込められたお話だから、涼しくなるかとも・・
もちろん内容は古いですよ。時代も古いから・・
固定電話の電線を切るとかね。携帯なんてないし。
警察への連絡も車で直接、でしたし。
それでも伏線の張り方もなかなかで・・
予定通りに進むかと思えば些細なことが次々と発生
細かい情報を追っていけば全く違う様相も見えてきて
いや、最後の方はもう息詰まる緊迫感と衝撃の・・
見事でした!
こういうのを読むと古典と言われるような本格物、
改めて読み直してみても良いかなあ〜と思います。