206_Wの悲劇 (もちろん再読) | mimi 読書三昧

mimi 読書三昧

本が大好き! どこへ行くにも手放せません
図書館で借りた本が中心ですが大量の蔵書から愛読書も紹介しています
コメント大歓迎です

夏樹静子

光文社カッパノベルス

1982年2月発行?

 

下記はウィキより引用です。

 

日本有数の製薬会社・和辻薬品の会長有する山中湖畔の別荘を舞台に、

女子大生・摩子による当主・与兵衛の刺殺事件を描く。

アメリカの推理作家エラリー・クイーンが別名義で発表した推理小説「悲劇4部作」

(『Xの悲劇』『Yの悲劇』『Zの悲劇』『レーン最後の事件』)へのオマージュとして執筆され、

題名の「W」はXYZに次ぐ第4の未知数、悲劇の舞台となる和辻家、

そして女性(Women)を表している。

 

さてさて、何でこんな古いのを今更?と思われるでしょうが・・

父の四十九日〜母の入院〜死亡〜葬儀までになってしまった前回。

実家にあるこちらを最後に手にしました。でも読み始めただけ・・

自宅に持ち帰ったものの図書館本を優先した結果、全く読めず。

結局またしても実家に持ち帰ってようやく読了した次第です。

 

もう何回目の再読になるでしょうか・・

夏樹静子さんもそれなりに色々読んでましたけれど・・

(もちろん、クイーンもほぼ読んでます)

あまりに昔のことなのでほとんど覚えておらず。

真冬のお話で雪に閉じ込められたお話だから、涼しくなるかとも・・

 

もちろん内容は古いですよ。時代も古いから・・

固定電話の電線を切るとかね。携帯なんてないし。

警察への連絡も車で直接、でしたし。

 

それでも伏線の張り方もなかなかで・・

予定通りに進むかと思えば些細なことが次々と発生

細かい情報を追っていけば全く違う様相も見えてきて

いや、最後の方はもう息詰まる緊迫感と衝撃の・・

 

見事でした!

 

こういうのを読むと古典と言われるような本格物、

改めて読み直してみても良いかなあ〜と思います。