165_高みの見物 (再読) | mimi 読書三昧

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北杜夫

新潮文庫

1972年4月発行

1972年6月 2刷

 

はい、懐かしいのを再読です。

主人公というか、語り手は・・

 

なんと!

 

嫌いな人も多いでしょうが・・

 

 

G!

 

ゴキブリです。

 

カバー裏の解説から引用しますと・・

 

海外放浪癖があり、”高級”ゴキブリを自称するわたしは、

南洋漁業調査船に潜伏しているうち、なまけ者の船医、

目玉医者の奇妙な言動に興味をそそられ、帰国する彼についてゆくことにした。

彼の友人でヘチマのような顔をしたケチな食いしん坊、SF四文作家氏の家庭にも

触手を伸ばしたわたしは、両家を往復しつつ、複雑怪奇な人間世界の

”高みの見物”と洒落込んだ・・

 

解説を井上ひさしさんが書かれてるのですが、これもまためちゃ面白くて・・

 

いや、楽しめること請け合いです。

是非!

 

ちなみに私が購入した価格は180円でした。

360ページもあるんですけどね。

今はいくらなんでしょう・・

 

実は続けて「どくとるマンボウ航海記」も読んだのですが・・

途中から今ひとつ楽しめなくなってしまったのが・・

今の気分に合わなかったのかなあ・・