北杜夫
新潮文庫
1972年4月発行
1972年6月 2刷
はい、懐かしいのを再読です。
主人公というか、語り手は・・
なんと!
嫌いな人も多いでしょうが・・
G!
ゴキブリです。
カバー裏の解説から引用しますと・・
海外放浪癖があり、”高級”ゴキブリを自称するわたしは、
南洋漁業調査船に潜伏しているうち、なまけ者の船医、
目玉医者の奇妙な言動に興味をそそられ、帰国する彼についてゆくことにした。
彼の友人でヘチマのような顔をしたケチな食いしん坊、SF四文作家氏の家庭にも
触手を伸ばしたわたしは、両家を往復しつつ、複雑怪奇な人間世界の
”高みの見物”と洒落込んだ・・
解説を井上ひさしさんが書かれてるのですが、これもまためちゃ面白くて・・
いや、楽しめること請け合いです。
是非!
ちなみに私が購入した価格は180円でした。
360ページもあるんですけどね。
今はいくらなんでしょう・・
実は続けて「どくとるマンボウ航海記」も読んだのですが・・
途中から今ひとつ楽しめなくなってしまったのが・・
今の気分に合わなかったのかなあ・・