146_パンとスープとネコ日和 | mimi 読書三昧

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群ようこ

角川春樹事務所

2012年4月発行

 

はい、群ようこさん。

実はこちらもちゃんと読むのは初めてかも・・

ちょっと古いですが、題名に惹かれて借りました。

(と言うよりどなたかが借りてて・・まだ本棚に戻ってなかった本)

 

いや、良かったです。

シリーズのようなので順番に借りて読みたいと思います。

 

主人公はアキコ

もう53歳。独身。家族なし。

(非嫡出子であり、母も6年前に死んでしまった・・)

3歳になる猫、たろがいるだけ。

 

自宅でお店を開いてます

最初は母が・・1階で「お食事処カヨ」を開いていました。

2階と3階が住居。常連客でいっぱいのお店。

母は酒もタバコも大好きで・・

 

アキコは国文科を出て出版社に入社。

編集者として頑張っていましたが・・

母が亡くなってしまって少し経った頃

お世話になった料理の先生の本が企画を通って。

料理本ではなく、これまでの人生を書いてもらう予定でした。

 

そしてその先生に現状を話したら・・自分でお店をやったら?と勧められて。

専門学校の要項まで渡してくれて・・

 

更に・・その直後、恒例の人事異動で「経理部」への異動を言われてしまい・・

いやいや、編集の仕事ができなくなるなんて・・もう戻れるとも思えないし・・

 

と悩んだ末にスッパリと退職して、調理師専門学校に通うことを決めたアキコ。

料理の先生は・・あなたが担当でないなら本は書かないと。

でもあなたの次のステップに期待してるよ! と声援を送ってくれて・・

 

そんなこんなで・・1年間、専門学校に通って・・お店の改装をして・・

始めたお店は・・スッキリシンプルな内装

パンとスープのお店。メニューは毎日2つだけ。

求人募集でやってきた人は多いけれど・・選んだのは履歴書も忘れてきてしまったしまちゃん。

 

二人でお店をやっていきます。

そして猫のたろは・・開店直後に見つけた野良猫です

 

アキコの性格が好き

芯が通ってて・・人を見る目もあると思う

味覚も優れていて丁寧な仕事(調理)ができる

しまちゃんとのコンビも良いです。

 

さあ、続きも借りなくちゃ!

5冊目まで出てるようなのでとっても楽しみです。