143_ランチ酒 おかわり日和 | mimi 読書三昧

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原田ひ香

祥伝社

2019年7月発行

 

実は・・原田さん、ちゃんと読むのは初めてかも、です。

みなさんがたくさん読まれてブログに書かれているのは知ってましたが・・

アンソロジーに入ってたら読んでるかも、っていう程度で。

 

はい、とっても面白かったです。

読みやすいし・・

 

主人公は犬森祥子。離婚して娘が1人。

元夫は再婚し・・娘もそちらで暮らしてるようです。

まあそんな事情は読んでると少しずつ明らかになるのであって

最初から開示されている訳ではありませんが・・

 

一人暮らしの祥子。ちょっと特殊な職業のようです。

同郷の同級の友人、亀山太一が雇い主。

「中野お助け本舗」という、便利屋だけど・・

実際には深夜、依頼人の家に赴いて一緒に過ごす「見守り屋」が主たる業務内容で。

 

祥子が夜を一緒に過ごした人たちのお話と・・

その仕事を終えた後の一息。ランチというより朝食のことも多いようですが。

食事をしつつ、お酒も飲んで・・いろんな場所のいろんな食事とお酒のことが描かれてます。

 

これがですね・・実に美味しそうで・・

一仕事終えた後の食事。夜中起きている訳ですから徹夜明け。

いや、それにしては凄まじい食欲といいましょうか。

 

顧客の要望も様々ですが・・基本的には夜10時頃から朝8時くらいまで。

寝ずの番。場合によってはその後、病院に連れて行ったり。

娘を少しでもスマホから離してもらえたら、と言われたり。

突然、求婚されちゃうことまであって・・

書類を運ぶだけ、のこともあれば・・

母親と一緒に過ごして欲しいとか・・

病床の作家に食事の話をして欲しいとか。。

 

世の中いろんなことがあるし・・時期によって浮き沈みもあるけれど・・

食べたいものがあって、それを美味しく食べて、お酒も美味しくて・・

それで十分幸せかも・・ですね。

 

私もランチ酒、してみたいなあ・・

そもそも外食自体ほとんど出来ません。

 

一日3食3人分、しっかり作って食べて片付けて・・

いいかげん、ぐったりしてる日々ですが・・

まあ、食べたいものを作って食べているのだから

、それで良しとしましょうか。