今が終わるから今が始まる。戻らず進め、自分の足で

GOP
「&alice」
@pit北/区域


同期の劇団

あの芝居で満足するのはカンパニーだけだと思う。いわゆるオナニープレイというわけではない。
ただ、説教されていい気になる人はいないということ。
直接的でなく、間接的に、よく知らない作者の意図を大衆の意見を踏まえながら見せられても大半の客は、なんとなく がつく感想で終わってしまいそうだ。



舞台設定の基はアリス。Lキャロル原作
文章で原作をよんでいないからなんともいえないが、アリスの世界を借りてまで伝えるメッセージは無かった、というより活かしきれてなかったように思える。
おそらくアリスの世界の変容性と、個人の変容性をリンクさせたのだろうが、だったら主人公が様々に変化した方が、まとめづらいだろうが意味がある気がする。


役者たちの統一が不十分。
ファンタジーをはじめ、特殊な世界観で繰り広げられる話にはある程度の発声や言い回しの癖を統一させるべきだ。
帽子屋と白兎はそれができていたようにみえる。
青虫は演歌節に回していて、特にアゴーギグをつけるでもなく淡々と読み上げていたため、異質なイメージは出ていたが、世界からは切られていた。



スタッフワークはかなり良好。
音響のカットが早い箇所があったように思えるのは気のせいだろうか。



演出ははじめのオープニングダンス、シンプルな舞台美術の変容がいい。





と言ったが、狙っている客層が僕のような人じゃないのだとしたら、それはそれで正解なんだと思う。


カンパニーのなかのよさは伝わった。それだけに魅力のある主宰ならもっと舞台にその魅力をだせるはず。

独り、愛、ひとり



Fancy Bee
「Flower/Commune」
@シアターバビロン流れのほとりにて




企画自体が日芸劇科への内輪向け企画だから軽い気持ちで見に行った。

といっても遅刻観劇だが。



純粋に本だけで読みたいと思った。本はビックリするくらいピュアで好き


役者たちの粗、というか経験実力の差が強く見られたが、この企画意図としてはそれは気にしないところであろう。


ただ、本への理解が乏しい。演出も役者も、その理解をクリアしてから、内輪への楽しませ方を考えるべきだ。





ファンサービス 発表会みたいな感じ。あの本はそんなもんじゃあないはずなのに。



演出したい本を観劇して見つけた。





なんだか…もったいなかった。残念

クラシックな若さ


ぶらんくらうん
「霜焼けロンリネス」
@シアターミラクル


ミラクルはコメディ専用劇場。
ここにきて笑えなかったらちょっと悲しい。そんなとこ。


大晦日に繰り広げられるドタバタコメディエンターテインメント


演出がねちっこい。高齢者向けな演出というか、クラシカルというか。


コメディとして、本より人で笑わせる傾向に見えた。それでいて内輪にならないのはよかった。




感想がいったりきたりするが悪しからず。



ぶらんくらうん主宰はこの団体をエンターテインメント的遊び場としているが、その要素は見当たらなかった。

単純にコメディ芝居をみた感覚。


普通の芝居とはちがう感覚で観客は臨むのだから、新感覚新表現を組むべきだろう。演出力はそういう面で不足。


構成も演出も後藤ひろひとに影響をうけているのかその傾向あり。

スプーキーハウスにどこか似ていた。




戯曲線が曖昧。盛り上げたいであろうところでもってこない。
それと問題点の提示がご都合主義。気になる人は気になるが、そうでもないとも言える。
この団体はそれを良しとしているように見えた。




コメディとしての出来は花丸に近いと思う。
よしもと的な意味で。


とても今風ではない。古風というかクラシカルな良質な笑いだ。




要素要素は面白いものがあるし、役の使い方もうまい。

ただ、今後、コメディを先導できる強いエンターテイナーがいない場合が怖い。
早く独自のスタイル、演出方を構築すべきだろう。