”与えましょう” の掛け声に苦痛を感じる時

得たいなら与えることが先。

よく耳にします。

人生訓のような分野から
スピリチュアルな世界、
ビジネス研修でも言われるのだから

相当な幅の層で
信じられているのだろう。

そこで話題になるのが

『何を与えるのか』
『与えるとはどういうことか』

ではないでしょうか？

具体的な
『無料サービス』から

抽象的な
『愛』のようなものまで

これまた幅広く
論じられていますよね。

モノより体験
などは定着してきましたし、

ビジネスの世界でも

『幸せ感』のような
抽象的な価値提供も

正面から語られていますよね。

『与える』を実践するのは
相当に幅が広いことが分かります。

それだけに
『自分は何を与えるのか？』

を各自が考えていくことが
求められているのかもしれません。

なかなかたいへんな世の中に
なってきました(笑)。

そんなことを
考えるともなく考えていて

さて、私は何をこの世に
提供したいのかなぁ、、、

なんて改めて思います。

広い意味では
『誰もが幸せになってほしい』
なんて思いますが、

例えば、自分の職務を通して、
と少し限定するなら、なんだろう？

コーチングやカウンセリングを通して
何を提供したいのかな。。。

まだ抽象的ですが
『自分で自分を支えらえるしなやかな心』
でしょうか。

人生には
嬉しいこともつらいことも起こる。

それはどんなに頑張っても
真面目に過ごしていても

完全には自分で選べなくて

”神様の領域”

があると思うんですよね。

そういうままならない中で
特にしんどい時期に

自分を大切にして
希望を捨てずに
辛い時を乗り切る力

が持てたら
人生が少しは楽になるかなぁ、、、
 

なんて思っています。

『自分で自分を支える』とは
 

何もかも一人でやる

の意味ではなく

自分で自分の足を
引っ張らないというか、

自分で自分を
応援できるというか、、、

どうひねっても
あいまいな表現しか
出てこないところが
なんとも歯がゆいですが(笑)、

精一杯のイメージ
伝わりますでしょうか？

ここまでの話は
私が職業人として
提供したいことなのですが、

さらにただの一市民として
提供できたらいいな、と思うこと、、、

それは
『居場所』でしょうか。

居場所といっても
コミュニティなどの
大げさなものではなく、

ご近所さんに
きちんと挨拶をする、とか

SNSで見かけた投稿に
コメントする、とか

知らない人に道を譲ってもらったら
頭を下げる、とか

そんな話です。

あなたの意図を
私は受け取りました、の
サインを送る。

それだけのことです。

与えるといっても
お金がかかることは限りがあるし、

時間や手間がかかることも
長くは続かない。

そもそも、
身の丈に合わないことは
やっていて苦痛だし

なんだか搾取されている気持ち
にさえなってしまいますものね。

その上、相手が喜んで
受け取ってくれるとも限らない、

押し付けや自己満足に
になりかねないところも
なんとも割り切れません(笑)。

そんなことを
つらつらと思いめぐらせつつ
 

思い至ったのが
私の場合は『居場所』でした。

さまざまなところで言われる
『与える』の意味を

どのように受け取り
どのように実践するか。

みなさんはいかがでしょうか？

なかなか悩ましい面も
あるのかもしれません。。。

『与えましょう！』の掛け声に
苦しさを感じていながら

”やらねば” と思っている人は
けっこう多いのではなかろうか。

『与える』の精神がそもそも

目指していたものは何だろう？

そんなことを思いつつ、私も

自分なりの答え探しを続けています。

カミヤカオリ

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