2018年12月【読書記録】4冊 | ひとしずくの純金

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たったひとつのわたしの生き方を見つける旅

 

 

さてさて、

今年1回目の読書記録!

 

年末12月は

どのくらい読めたかな?

 

さっそく参ります!

 

 

 

 

『イチョウ 奇跡の2億年史 生き残った最古の樹木の物語』

ピーター・クレイン著

 

おもしろかったです。

 

どういうわけか

この手のものが好きです。

 

植物も動物も先史時代

中でも特に

人類の誕生を扱ったものが好きです。

 

アウストラロピテクス、とか

あれです。

 

あ、誕生だけでなく

発生も興味あります。

 

いきなり脱線しました。

 

これはイチョウをめぐる

2億年の歴史の物語。

 

『イチョウの葉っぱは

 腐葉土にもならないし

 こまっちゃうよね~』

 

とは思っていましたが

こんな歴史があったとは。

 

日本のソメイヨシノも

多くは(確か)クローンのはずですが、

イチョウもそのようです。

 

イチョウの名前の由来から、

世界中に広まるまでの出来事や

用途や効能

 

雌雄の違いと生殖のしくみ

(日本人が大貢献している!)、

 

世界で最も古いイチョウの樹齢、

紅葉や落葉の不思議、

 

などなど

良く見知っているつもりの

イチョウの奥深さを探検できます。

 

これであなたも

イチョウ博士!?笑

 

 

 

 

『10億分の1を乗り越えた少年と科学者たち

世界初のパーソナルゲノム医療はこうして実現した』

マーク・ジョンソン、キャスリーン・ギャラガー著

 

ドラマや映画になりそうな一冊。

 

感動を狙った

ちょっとミーハー本かなぁ(失礼!)、

 

と思いつつも

最初の数行で引き込まれ

結局、いっき読み。

 

素人の私が言うのもナンですが

すごーくよく取材されてるな、

と思いながら読みました。

 

一人の主人公

がいるのではなく、

 

一つの物語

に多くの人が関わっていて

 

その一人ひとりの視点から

全容が明らかにされる、

 

というスタイル。

 

誰か一人に肩入れするのではなく

さまざまな視点から全体を眺め

 

その人その人にとっての真実が

中立に重ね合わされて

一つの物語が出来上がっていく、

 

そんな読み物だと思いました。

それがなんだか好感もてました。

 

興味を惹かれたのは

医療の進歩もさることながら

 

その進歩の裏を支える

職人的専門家集団のねばり。

 

うーん。

 

かっこいいものは

ねばりと信念から生まれるな、

 

などと思ったり。

 

 

 

 

『デザインされたギャンブル依存症』

ナターシャ・ダウ・シュール著

 

恐ろしい(笑)。

 

いやぁ、

ギャンブルで勝とうなんて

思っちゃいけないんだな、

 

とつくづく思い知らされる一冊(笑)。

 

ギャンブルの中でも

特にマシーンギャンブルと呼ばれる

”マシーンゲーム” を中心に

解説されています。

 

ラスヴェガスを舞台に

いかにギャンブル業界が全力

ギャンブラー(プレイヤー)たちから

お金を引き出し尽くすか、、、

 

怖いほどです。

 

一流のマーケッター

ゲーム設計者

建築家

数学者

心理学者

そして、当のギャンブラーたち・・・

 

が総力を尽くして

ギャンブラーの最後の1セントまで

引き出す方法を日夜考え抜いています。

 

 

重度のギャンブル依存の人たちが

 

一攫千金を狙うがために

依存になるのではなく、

 

”ゾーン” に滞在し続けるために

プレーし続ける、

 

その依存の性質が

どのように変遷してきたか、

 

マシーンの登場が

どのような役割を果たしたか、

 

が丁寧に描かれています。

 

そこからギャンブル業界の古今、

そして今後の法規制なども

丁寧に網羅されています。

 

でも、、、

 

アディクションの方々の

支援方法や治療方法はほとんど

カバーされていないのですよね。

 

いかにギャンブル依存が

デザイン(計画)されたものなのか?

 

はよく分かります。

 

日本でも

いわゆる『カジノ法案』が

通ったんでしたっけ。

 

この本ではアメリカを中心に

カナダやオーストラリアで

カジノが拡大していった

背景が解説されています。

 

そもそも

ラスヴェガスでカジノが発展したのも

 

お隣のカリフォルニアで

できないことをやれるようにして

(離婚やギャンブル、売春など)、

 

人の流れを作り

結果、人口誘致と財政改善をしよう、

 

という ”劇薬” 的な事情があるようで・・・

 

それを信じるなら

税収を上げたい政府と

 

新しい市場開拓をしたい

海外のギャンブル業界の利害が一致・・・

 

なんて図も透けて見えます。

 

今後の日本はどうなるんでしょうね?

 

いわゆるギャンブル依存の

イメージが一転、

 

もっと根の深いものを

突きつけられた気がします。。。

 

 

 

 

『心理療法の見立てと介入をつなぐ工夫』

乾 吉佑 編

 

改めて見立てについて

本を読むってしてなかったな、、、

 

というわけで

手に取った一冊。

 

さまざまな学派から

その学派ならではの見立て方法が

解説されています。

 

思うところあって

原点回帰的な一冊でしたが、

 

やはり発見がありました。

 

自分の考え方や立ち位置など

改めて考える機会を得ました。

 

 

 

というわけで

12月の4冊も濃厚でした。

 

どれもいい出合いだったな。

 

1月はすでに1冊読了。

なかなかいい感じです。

 

 

 

2019年もたくさんの

いい出合いがあるといいな。

 

みなさんにも

素敵な一冊との出合いが

ありますように☆

 

 

 

 

カミヤカオリ

 

 

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