こころは ”本音と建前” の二択じゃない

本音って
言えるようで言えないですね。

誰かに言うのはもちろん、

もしかすると
自分自身に対しても
案外言えてないのかもしれない、

そんなふうに
思うことがあります。

日本語には
『本音と建前』
なんて言葉があるせいか、

自分の気持ちや考えを

外と内、
表と裏、

のように
二層で考えることが多いようです。

私もそう感じていたわけですが、
ふと思ったんです、

二層もあるけど、
三層、四層、と

もっと多くの層になってることも
けっこうあるんじゃないかな、って。

二層だと
『二つのうちどっちか一つ』
という二者択一になりがち。

ですが、
三層、四層、
いく層にもなっていると想定すれば

人のこころの奥行きが
より実態に近く感じられるような

そんな気がします。

二者択一でなくていい

人のこころは
”どっちか” では決められない
もっと複雑なところがありますよね。

表向きはこう言ったけど
本当はこう思ってる。

本当はこう思ってる、
って思ってたけど、

ふとした瞬間に
もっと違う想いが隠れてた
って気づいた、

とか。

決してうそをつく
つもりがあったわけでなくとも

そうやって自分の想いに
気づけなかったり

的確な言葉が
出てこなかったり

隠すつもりはなくても
自動的に防御するような
表現になったり、、、。

しかも、そのどれもが
嘘でも悪でもなく

すべてをまるっと含めて
自分自身だったりするから

より一層やっかいです(笑)。

嘘だったり
自分じゃなかったりすれば

楽なんですけどね、、、。

言葉とは便利なものですが、

ときに
自分のこころとは違うことを

自分自身すら本当のことのように
感じながら言ってしまう

ということがあります。
不思議なんですが。

それは
周囲とうまくやるためだったり

不安や痛みから
自分自身を守るためだったり

いろいろと
理由はあると思います。

いつもいつも
100％自分のこころの
深いところを感じていたら
疲れてしまうこともあるでしょう。

だから、
いつも100％を目指す必要は
ないと思っています。

ですが、
あまりにもしょっちゅう

自分のこころを無視したり

ゆがめて理解したりが続くと、

自分が何を感じているか
わからなくなってしまいます。

少なくとも

たとえ表面であったとしても

自分が何を感じているか、を
自分が知っていること。

ここから始めても
いいのかなぁ、と思います。

案外、自分の気持ちって
分かっていないもの
 

だったりしますから。

ただ。

この『自分の気持ちを自分で知る』が
簡単でないことも多々あります。

自分の気持ち、こころを
見つめるのは
けっこうタフな作業なのです。

一人で見つめていても、

もう一歩
深まりそうなところで

退却してしまうことも

多くあります。

怖いですから。

私だって怖いです(笑)。

その一歩を越えたい。

痛みがあるかもしれないけど
ここを越えたら何かが掴める。

そう考える人のお手伝いが
カウンセラーだと思います。

一歩を越えるまでに何度も
ぐるぐるしてしまうことだって
あるかもしれません。

それを承知の上で
ご一緒させていただく。

ぐるぐるするもの
大事な変化のプロセスですから。

そういう役割だと
私は思っています。

自分のことをもっと知りたい、
もっと真剣に取り組みたい、

という方、
ご相談くださいね。

カミヤカオリ

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