本当に塾・予備校が必要ですか?5
今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
塾・予備校が本当に必要か、ということをお話ししてきました。
中学受験の大手進学塾のテキストをご覧いただければわかりますが、こんなにたくさんの問題が掲載されています。
どこの塾でも、本当にこんなにやらないといけないのか?と思わずにはいられないくらいの問題が掲載されています。
確かに、一定の量は必要です。
どんなことでも、身につけるためには、一定の量をこなさないと、身につかないことは間違いありません。
それにしても量が多すぎるのです。
しかも、塾の授業があります。
その授業中に扱える問題は、算数・数学なら、しっかりと解説するためには、1時間に多くても3問から4問です。
しかも、問題を解いてからしか解説できないとすれば、せいぜい2から3問が限界でしょう。
もちろん、単元にもよりますし、基礎か応用かでも異なりますから一概に言えません。
そこに根本的な説明の授業があれば、扱える問題はほとんどありません。
それでも、数問しか扱ないとなると、残りがすべて宿題になります。
それをこなすには、相当な処理速度で問題を解かないといけなくなります。
子ども達の生活を考えると、物理的な時間が足らず、問題をすべてこなすことには、無理があることが多いのです。
通塾の時間、食事のタイミング、睡眠時間などを考えると、あまりにも、無駄が多く、リスクも大きいと私などは思います。
それであれば、基礎からどのように考えれば良いかを学べる教材で、一つひとつ自分で学んでいければ、その方が圧倒的に効率的であり、確実にできるようになると、私は考えています。
実際に、塾に通える子どもに、あえて授業に来てもらうのではなく、自分でやってもらって、わからないところは、何度も何度も解答を読んでもらい、それでもわからないところだけ、誰かに質問してもらうことで、成績を上げてもらうようにしています。
中学受験や高校受験、大学受験でも、私は基礎基本からできるだけ自分で学び、どうしてもわからないところを質問してもらうようにしています。
その質問も、調べて分かるような質問には、一切、答えません。
進め方については、入試の目標校から逆算して、計画を一緒に考えるようにしています。
その時も、私が計画するのではなく、一緒に計画を立てていきます。
そうすることで、自分で情報を集める、考える、判断・決断する、行動する、結果を分析する、再度計画する、行動するということが出来るようになっていきます。
それが一度できれば、勝手にできるようになっていきます。
ところが、子どもですから、やらないとき、やれないときが必ずあります。
その時が、大人の出番なのです。
なぜ、勉強が手につかない、できない、やらない、やれないということが起こっているのかを、ゆっくりと話を聞き、どうすればよいかを一緒に考えることができるのです。
そこに、子どもの抱える問題点が見つかり、それを一緒に解決することができると、また、子どもはがんばり始めるのです。
他人と競争することが悪いとは思いませんが、心をすり減らすことがあることは、忘れてはならない問題です。
競争することは、模擬試験や学校のテストだけで十分です。
安心できる環境で、基礎から効率よく、しかも、自分で学んでいくことができるようになることが、大学受験でも、最も必要なことです。
子ども達には、与えられなければできないような人に、なって欲しくはありません。
中学受験だからこそ、自分で取り組むことを学んでもらうことで、中学、高校とどのようにしたらよいかを自分で考えられるようになることができるようになります。
そのために、私はいつも子ども達に、このことを話して考えてもらっています。
東日本大震災から、14年になります。
お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈りいたします。
そして、完全に復興したといえるまでには、まだ時間がかかると思います。
私に何かできるわけではありませんが、少しでも早く、東北の方々が復興したと感じられるようになることをお祈りしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
どうぞ良い1日になりますことをお祈り申し上げます。