第九百六十回:益久(2019-042) | 竹井邦明 公式味噌煮込みうどんブログ

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あちらこちらで食べ歩いた味噌煮込みうどんの話を書いていくという、下らないウェブログです。

早朝に名古屋を出て、京都の会社で仕事をし、定時と共に再び名古屋へ。久し振りにやってみたが、流石にしんどい…。救いは、今日も全く高速道路に渋滞がない事。
さて、新名神から伊勢湾岸道を経由して大府へ。20時半まで営業しているはずのうどん屋に着いたのは19時半前だが、既に店仕舞い。仕方ないので、知多半島道路を使って更に南下し、半田へ。何店舗かある、20時過ぎまで営業している未訪問のお店を狙う。最初に行くのは、少し怪しめなお店。19時50分だが、まだ営業していた。

愛知県半田市の「益久」にて。
外観が既にうどん屋の雰囲気ではないお店での一杯。

名鉄常滑線の特急停車駅、青山(個人的には旧駅名の南成岩の方がしっくり来る)から南西に600mちょっと。南北を結ぶ片側二車線の道路に面して建つ、やや古めかしい鉄筋コンクリートの建物の一階にテナントとして入る。店内は一昔前のうどん屋といった風情。少し狭いスペースに、窮屈な感じでテーブル席が並ぶ。
と、それだけなら普通なのだが、このお店、店舗の前に野菜や果物が並ぶ。見た目、ほぼ八百屋。何でこんな事になっているのかは不明だが、以前スルーしたのはそれが理由。
しかし、今日は迷う理由がない。オーダーから10分ばかりで味噌煮込み定食が運ばれてきた。土鍋の中の味噌煮込みは、赤黒いおつゆが特徴的。そのおつゆは、豆味噌仕立てでかなり濃厚な仕上がり具合。甘さも強いので、ご飯との相性も良い。麺は手打ちの煮込み専用タイプ。太さはマチマチだが基本的には太い。歯応えのしっかりした麺でなかなか美味しい。
なお、定食には小鉢が添えられている。トロロがかけられたマグロのたたき、やや大きめな冷や奴、そしてデザートとしてネーブル。豪華な組み合わせ。

味だけを考えれば、十分にオススメです。お腹も満たされます。
ただ、閉店間際だからなのかは分かりませんが、店主が客席スペースでビールを飲み、その上で口や鼻から煙を噴霧するというのは、あまり褒められた話ではないと感じます。常連ともなれば、それが当たり前となって気にもならなくなるのかも知れませんが…。十分に美味しい一杯だっただけに、余計にそれが残念でした。
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