第六百三回:鶴岡屋 第三支店(2017-038) | 竹井邦明 公式味噌煮込みうどんブログ

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二週間振りに名古屋に帰る週末。少しでも早く帰りたいが、残念ながら東名阪は工事で渋滞中。
仕方なく、名神経由での移動。早い時間なので、関ヶ原インターで降りて下道へ。関ケ原町内のお店で空振りした後、大垣市内へ。19時を過ぎ、閉店時間が気になるが、無事に営業中のうどん屋を発見。暖簾の「煮込みうどん」の文字が眩しい。

岐阜県大垣市の「鶴岡屋 第三支店」にて。
すっかり暖かくなった春の一日に、じんわりと頂く一杯。
なお、注文したのは「天入みそ煮込みうどん定食」(原文ママ)。

最寄り駅は養老鉄道の西大垣駅だが、そこから中心部とは反対方向の西側に1kmばかり離れているので、周辺は静かな住宅街。やや古めかしい店内は、テーブル席と座敷席で構成されており、至って普通のうどん屋。因みに大垣市内には、鶴岡屋という屋号のうどん屋が数件あり、このお店は「静里 鶴岡屋」とも称すらしい(「静里」は地名)。
さて、オーダー時には「ゆでめん」と「生めん」を選べるが、生めんは「10月から4月中旬」の提供。恐る恐る確認すると、まだ提供中で一安心。オーダーから10分ちょっと、鉄鍋スタイルでの味噌煮込み。真ん中に横たわる海老の天麩羅が立派。まずは麺。どんな仕様かと思えば、やや縮れ気味で細い。これは意表を突かれた。硬めとはいえ、細いので大した事はないが、食感が面白い。それを支えるおつゆは赤味噌仕立てで、やや濃さと辛さに特徴がある。そして何より、量が多い。ご飯に使い放題である。
なお、具材に大きめの蒟蒻が入っている。海老の天麩羅の衣のサイズは芸術と呼べるレベル。定食の串カツはサックリ揚がって美味。そしてポテトサラダは手作り感があって美味しい。

生めんの提供期間に間に合って良かったです。意外性というのは、食べる楽しみを引き出すと改めて感じました。
何より、関ヶ原インターから下道を走りながら、大垣のうどん屋で煮込めただけでもラッキーでしたし、良い週末になりそうな予感です。
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