第六百二回:大豪庵(2017-037) | 竹井邦明 公式味噌煮込みうどんブログ

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この週末は、名古屋に帰らず京都に滞在。昼は、前日に買った菓子パンで凌ぐが、夕食はちゃんと食べたい。
最初は滋賀に行こうかと思ったが、発想を転換して逆方向の兵庫へ。と言っても、ほぼ大阪という尼崎ではあるが。

兵庫県尼崎市の「大豪庵」にて。
幹線道路沿いにある、少し古めかしいそば処での一杯。
なお、注文したのは「天鍋うどん定食」。セット内容は「てんぷら盛り合せ・味噌仕立て煮込みうどん・ごはん・漬物・一品付」(原文ママ)との事。

阪急電鉄神戸本線の園田駅から西へ600m、園田競馬場からは東へ1kmばかり。兵庫県の中でも独特のポジショニングである尼崎だが、下町生まれとしては類似性が多いので楽しい。片側二車線の道に面してして、店横の路地を入った場所に駐車場があるが、頭から突っ込むと出るのが困難。店内はテーブル席で構成されている。十割そばを提供しているので基本的にはそば屋と思われるが、にぎり(寿司)がある事、店の雰囲気からは呑み屋としても使えそうな感じ。
夜営業の一番客で入り、ポーッと待つ事10分ちょっと。天盛りがあって見た目に豪勢な定食が運ばれてくる。鉄鍋の中身を見ると、ワカメが浮いているのが見えたので早々に退治。おつゆは豆味噌を使っていて、味噌の動きがよく見える…という事は、濃度は低い。出汁の力で引っ張るタイプだが、ご飯との相性はあまり良くない。麺は、煮込み専用ではないがかなり太いタイプ。ただ、喉越し重視のようで、コシはあまり強くない。
天麩羅は、やや大きめの海老が2本、サツマイモ、海苔、茄子等々。サックリと揚がっていてなかなか美味しい。

この内容で1,200円なら、十分ではないでしょうか。サービス精神は高く評価出来ます。
下町は、決して綺麗な街ではないかも知れませんが、物価の安さは何物にも代え難い利点です。流石は園田というお店でした。
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