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子どもの頃から小さいものを集めてきました。
廉価で場所を取らないものばかりで最近は記念貨幣が多くなってます。
今日は1922年に崩御されたエリザベス女王(Elizabeth the Second /1926年4月2日~2022年9月8日)の戴冠式があった日です。その様子は史上初めてテレビ中継されました。
在位期間が長い君主なので貨幣の肖像が遷移しているところにも興味がわくところです。
英連邦各国でも同じ肖像が採用されたり、少し異なるものもあるようです。これらを集めてる収集家さんもおられるのでしょうね。
私はその方向にはないですがちょっと面白いので過去のブログで紹介したものを再掲、以下並べてみました。
どうか最後までお読みいただければ嬉しいです。
セシル・トーマス Cecil Thomas がデザインのエリザベス女王像は英領香港のがありました
英領香港 10セント青銅貨 1985年
香港 一毫
HONG - KONG
TEN CENTS
1958
直径 20.5mm 量目 4.46g 素材Nickel brass
状態 FINE 発行枚数 不明
同反対側の肖像
QUEEN ELIZABETH THE SECOND
中央の肖像は王冠女王像
香港では1958年から1970年までの図柄
このセシル・トーマスのデザインのものは王冠女王像と言われ、英連邦や英領で流通していましたが英国本国では採用されていません
以下、標題にあるエリザベス女王の貨幣における肖像の推移について本国英国と一部の英連邦の国について、考察してみました。
最初に、「第1の肖像」メアリー・ギリック Mary Gllick のデザイン
英国 1/2ペニー銅貨 1966年
第1次肖像、月桂冠女王像とも呼ばれ、若く気品あるシンプルな肖像と言われています
英国では1953年から1967年まで発行されました。(このデザインの直前にギルバート・レッドワードによる戴冠馬女王像があります)
英国 ソブリン金貨 1967年
カナダ カヌー1ドル銀貨 1963年
カナダでは1953年から1967年までの図柄です
英国 SIX PENCE Ploof 1970年
上のは1970年のみ記念貨幣として再登場しました
次に、「第2の肖像」アーノルド・マチン Arnold Machin のデザインのものですが私はこの肖像が好きです。そもそも私が外国貨幣、しかも女王の図柄のものに手を出したのはこのデザインに魅了されたからです
英国 EEC加盟記念50ペンス白銅貨 1973年
第2次肖像、小冠女王像と呼ばれています。自信に満ちた美しい肖像で、英国では1968年から1984年までこの肖像で発行されました
1971年の十進法導入に際して新旧通貨を見分けるための新肖像ともいわれています
英国 ソブリン金貨 Ploof 1982年
美しいのでエリザベス女王の小型金貨はペンダントトップとして加工利用されているものもあります
カナダ カナダ連邦成立100周年記念1ドル銀貨 1967年
カナダでは1965年から1989年まで採用されました。この図柄の採用は英連邦各国は本国のより数年早かったようです
ニュージーランド 20セント白銅貨 1984年
オーストラリア 2セント銅貨 1984年
英領フォークランド 銅メッキ スチール1ペニー 1998年
英領では本国での終了後もしばらく使用されていたようです
香港 1000ドル金貨 1983年
ここまでが「ヤングタイプ」とも言われているようです
「第3の肖像」ラファエル・マクルーフ Raphael David Maklouf のデザイン
英王室属領マン島 キャット金貨 1/2クラウン 1999年
大王冠の女王像。「ミドルタイプ」とも言われ、英国議会開会式での王冠を戴いた風格のある肖像。英国では1985年から1997年まで発行されました
スザンナ・ブラント Susanna Slunt のデザイン
カナダの4番めの肖像
カナダ 20ドル銀貨 Ploof 2014年
カナダでは冠のない肖像があります。このデザインは2004年から2023年まで採用されました
次に、「第4の肖像」でデザイナーはイアン・ランク=ブロードリー Ian Rank Broadly
第4次肖像、 オールドタイプともいわれています
2ポンド バイメタル貨 2015年
落ち着いた感じの肖像で1998年から使用されました
この貨幣は私の過去のブログには登場していませんでしたので下にデータを載せます
貨幣セット( The Fourth and Fifth Circulating Coinage Portrait Collection )に組み込まれたものからの一枚
直径 28.40mm 量目 12.00g
素材 Cupro-nickel/ Nikel-brass
状態 BU
第4と第5の肖像の違いがわかります
上は貨幣セットの外箱
下はその同梱説明書
最終となったデザイン「第5の肖像」
ジョディ・クラーク Jody Clark のデザイン
英国 メイフラワー号出航400周年2ポンド銀貨 2020年
第5次肖像とも
高齢になった気品ある肖像で、英国では2015年から採用されました
英国 ローリング・ストーンズ 2ポンド記念銀貨 2020年
英国 チャールズ3世像2ポンド銀貨に付属していた各肖像の説明書
こうしてみると、女王の肖像は全て右向きなのですね。
この原則は英連邦各国でも貫かれていると思います。
逆向きは見たことがありません。
チャールズ3世現国王の肖像からは左向きになったというわけのようで。並べるとお二人が向かい合う形になります。
以上少し残念ですが、英領におけるデザイナーの貨幣は網羅されていませんし、前述のように戴冠馬上女王像が抜けていたりと全ての肖像は揃っていません。
それでも、在位期間の長かった君主の肖像は年齢を重ね変化していくので並べてみるとおもしろいですね。
肖像の下にデザイナーのイニシャルが刻印されているものはわかりやすいのですがそうでないのもあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。




































