あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
数多くのブログの中から
ご訪問いただきましてありがとうございます。
お正月ということもあってお金の単位の話題を持ってきました。と言ってもこのブログはもともとお金の話しばかりですが。
英国では、55年前の1971年、貨幣制度がそれまでの十二進法から十進法に移行しました。
その最初の年のプルーフセットです。
英国 6種プルーフ貨幣セット 1971年
この年はアメリカのドル防衛措置発表があり、ドル円は変動相場制へ移行しました。
同裏側
1pound = 100penceと簡単になりました
左上から時計回りに 10ペンス 5ペンス 中央に50ペンス 1/2ペニー(half penny) 2ペンス 1ペニー
幸運のシックスペンスが無くなったのは寂しいです
中央上にあるエンブレム
同裏
英国の旧十二進法は複雑でした。
12ペンスが1シリング。20シリングが1ポンドでした。これをまとめると
1ポンド=20シリング=240ペンス となります。
これは、もともとは、1ポンド(重量)の銀から240枚のペニー銀貨を作ったことからきていると言われています。
物を分けるときは二つに分けたり、三等分したりすることが簡単なのでそれを繰り返して240になったのではないかと思います。おかげで1ポンドは(240シリング)は2でも3でも4からさらに5、6、10でも割ることができました。
つまり盗賊たちは仲間割れしなくてよかったわけで。さらに分配もしやすかった。役割に応じての傾斜配分も簡単です。
しかし、割算がしやすくても足算や掛算は一捻りが必要なのが欠点でして。ポンドがキーカレンシーから脱落して他国との交易にドルなどとの為替レート換算しないといけなくなって、とうとう10進法を導入せざるを得なくなった、のではないかと思います。
かつて貨幣制度は国や地域により多様でした。
例えば、武田信玄の4進法。
江戸時代中期以降は
1両=4分=16朱=4000文(4貫文) でした。
落語「時そば」に登場するかけそばが16文
おでんや煮魚を売る四文屋は現代の100円ショップ
尺貫法も十進法といえなかったです。
通貨単位や長さ重さが十進法に統一されていったのは為替などの計算のしやすさからではないでしょうか。
ただし、日常の身近なところでは十二進法は残ってます。というか代用がきかないようです。
これは例えば、1年が12ヶ月なのは、地球が太陽を一周する間に月がほぼ12回転してるから暦がそれに合わせざるを得ません。
四季があるのはこれを4で割れるからともいえます。
1オクターブは12の音名(ピアノのドからシの白鍵と黒鍵が12個)。もちろんこれと一致しない、例えば五音音階もありますが。
そして12の長調と12の短調。
邦楽の十二律。
他にも、角度の360度は12の30倍。360は、2から180までに22もの約数があって、これは地球が360日でほぼ一周するからきているとか。
別の理由で、12という数字。いろんなところで残ってます。
映画「十二人の怒れる男」にもある12人の陪審員。
1日は24時間(12の倍)。
1ダースの鉛筆セット中は12本。12ダースで1グロス。
十二単(じゅうにひとえ)。
星座は12(おひつじ座~うお座)。12宮。
干支は十二支(子~亥)
新約聖書の12使徒。
仏教では十二縁起。
まだまだあると思います。人は12という数に愛着があるようです。
参考 十二進法時代の貨幣セット
(2021年10月12日のブログより)
最後までお読みいただきありがとうございました。
あらためて、今年もよろしくお願いします。
参考
「面白くて眠れなくなる数学」櫻井進 PHP研究所
「お宝貨幣何でも読本」竹内俊夫 講談社
音楽小辞典 音楽之友社

















