数多くのブログの中から

ご訪問頂きましてありがとうございます。

 

 

 

子どもの頃から廉価で小さいものなら何でも集めてきました。今は記念貨幣が中心になっています。それらを手にして思うところをブログにしております。

どうか最後までお読みいただければ幸いです。

 

オットー・ニコライ(Otto Nicolai /1810年6月9日~1849年5月11日)はプロイセン出身の作曲家であり指揮者ですが1842年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の前身の初代指揮者でした。

今回は、今月が生誕日だったこの人の肖像のある記念貨幣を紹介します。

 

 

 

オーストリア ウィーン・フィルハーモニー150周年記念

(オットー・ニコライ)100シリング銀貨

1992年

150 JAHRE WIENER PHILHARMONIKER

OTTO NICOLAI

中央にオットー・ニコライの肖像

 

こちらが表側

REPUBLIK ÖSTERREICH

1992

KÄRNTNERTOR THEATER

100 SCHILLING

(オーストリア共和国 1992年 歌劇場 100シリング)

図柄はウィーン国立歌劇場

発行が1992年、銘文からみてもウィーンフィル150年記念を目的とした記念貨幣です。

 

直径 34mm  量目 20g  素材Ag900

発行枚数 75,000枚(Proofのみ)

 

縁にはギザ

 

 

 

 

余談

 

オットー・ニコライは記念貨幣で存在を知りました。日本ではあまり知られてないかもしれませんし、私もよく知らなかったので記事も以上のように短くなってしまいました。

特にジャンルを決めることなく貨幣を集めていくとこういったことになりますね。

 

時々思います。貨幣とか通貨でいう「おカネ」って何だろうと。

高校までの教科書ではおカネは物々交換の便宜のために生まれたと書かれていた記憶があります。この場合のおカネには相応の価値が必要となります。

一方で、おカネとは他者の債務であると。例えば中央政府は公務員の給料、社会保障や公共事業の支払いにおいておカネを任意のものに指定することができる。この場合、おカネは帳簿上のものなので紙でもなんでもいいし、プラスチックでもデータでもよい。

 

前者はアリストテレス、アダム・スミス、マルクスやメンガーとかがそういう立場であったかと思います。後者はケインズあたりから始まって今日のMMTに至っているよう。今日の管理通貨制度を理論上支えています。

前者が「金属主義」、後者は「表券主義」とも言われ、最近は表券主義の主張が強くなっているような感じもします。表券主義の側では、債務や信用供与のほうが金属による価値の裏付けより歴史が先行していたと主張しているようです。

 

SFの世界ではというと、「北斗の拳」のような政府のない世界では物々交換。

「スター・ウォーズ」エピソード4のラストではハン・ソロが何やら重たい賞金をファルコン号に積み込みました。「トータル・リコール」ではなんじゃらクレジットみたいなのが出てきます。「エイリアン」や「スター・トレック」に至ると貨幣とか通貨の概念が全く出てこないです。宇宙空間では金属貨幣を身につけてると危険だからなのかもしれません。

 

なんとなくですが、将来はお札すらも全く無くなり電子マネーのようなものが主体となるかもしれませんね。これでは実態がなくてなんか頼りないですね。

貨幣収集をしている私の立場では金属主義に愛着を感じます。素材が金属ならではの重みと図柄を楽しめるのですから。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。