本日は暑かったですねー。
今年の北海道は例年より雨天が多いようですが、一昨日発生した九州の被害も甚大です。豪雨に見舞われた方々の災難が最小であるよう、お祈りいたします。
さて、学生実習は順調に進んでいます。
今年の実習事例は例年より『独居』だったり、『在宅酸素療法』の方が多くなっています。
独居の方の療養支援で特徴的なものはどんなことか、あるいは在宅酸素療法を行う上での観察ポイントはどんなことか、などなど。
学生さんたちは頭をひねりながら、たくさんアセスメントを出してくれています。
お昼の時間帯に訪問した独居のお宅で、朝の薬が飲み忘れて残っていることがあったそうです。朝の薬には高圧剤や、その他もろもろの比較的大事な薬がありました。担当ナースはすかさず昼の薬をよけ、朝の薬を服用するよう利用者さんに促しました。
時間帯が昼ではあっても、薬の内容から朝の薬が重要と判断し優先して服用を促したことが学生さんにとっては衝撃だったそうです。
そうですね・・・。
病院では24時間ナースがいるので、服用されていない現象がまずない。臨機応変の対応って、そういったところにも出るんだな。われわれは当たり前にやっていることなのですが、それも在宅療養の現場ではよくある出来事。
そして次の段階のことですが、何度も服用し忘れが続くようなら、なぜ忘れられてしまうのかをアセスメントする必要があります。場合によっては主治医に連絡をとり、薬の数を減らしてもらえないか検討してもらったり、別の管理方法を考えたり、別の支援方法(生活様式)をケアマネさんに相談したり etc・・・
そもそもですが、薬だけでお腹がいっぱいになってしまうくらいの量が処方されていることもあり、薬の管理に関しては課題が山積しているように思うのは私だけではないはず。
学生さんに指摘されて、はっと気が付くことも多い実習です。
まだまだ続きますよ~!
(管理者:二木)