東海道57次街道歩き その2 丹波橋駅から石清水八幡宮駅まで歩く (後編) | Kオジサンの東海道旅日記・中山道旅日記

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2018年2月から2019年3月にかけて、中山道を踏破しました。
2020年1月18日から東海道を歩いています。

2022年4月6日に日本橋にゴールして東海道の踏破を成し遂げました。その延長です。
前回は大津市追分町の髭追分茶屋から丹波橋までを歩きました。
その続編です。丹波橋から石清水八幡宮まで歩きましたが、丹波橋から三栖閘門までを前編とし、三栖閘門から石清水八幡宮までを後編としました。
三栖閘門から宇治川の長い堤防を歩きました。堤防から見えたのが「さくらであい館展望塔」です。その足元で行われていたのが「背割堤さくらまつり」でした。
東海地方で背割堤と言うと木曽三川の背割堤を想像します。関西でも背割堤が有ったのでした。京都から流れる桂川。滋賀から流れる宇治川。南京都と奈良から流れる木津川。これらの川が合流するところに背割堤が有り、サクラが満開状態となっていました。こんな場所が有るのを予備知識で調べていませんでした。展望塔から桜を愛でることが出来てラッキーでした。
石清水八幡宮の名は聞いた事が有りましたが、どのような場所か知りませんでした。折角、近くへ来た機会でありケーブルカーで登ってみました。

三栖閘門  ― 宇治川堤防 ― 細い橋  ― 巨椋大橋  ― 宇治川大橋 ― 京阪踏切
 ― 横大路総合運動公園 ― 戊辰戦争戦いの碑 ―  京都競馬場 ― 淀駅 ― 
淀の水車の碑 ― 淀川渡場径の碑 ― 淀池上町 ― 文相寺 ― 淀の河津桜 ― 
美豆公会堂 ― 圓通寺  ― 京阪本線高架下 ― 宇治川堤防 ― 淀川御幸橋 ― 
さくらであい館 ― 木津川御幸橋  ― 石清水八幡宮駅  ― ケーブル八幡宮口駅
  ― ケーブル八幡宮山上駅 ―  石清水八幡宮 ― ケーブル八幡宮山上駅 ― 
ケーブル八幡宮口駅 ― 石清水八幡宮駅(ゴール)



歴史街道推進協議会事務局発行の京街道ウオーキングマップ(東海道五十七次)から引用しました。

三栖閘門の堤防から眺めた宇治川

(11:30)
三栖閘門まで来て宇治川の堤防に上がりました。
この先、歩いて行く方向です。
とうとうと流れる宇治川です。
かつて宇治川は交通の要路となっていました。
多くの舟が往き来していただろうと想像します。



堤防の歩き始めです。
左側に細い橋が有ります。
でも、この橋。通行しないようにと表示が有りました。



橋の下でゴルフクラブを振っていた男性です。
回り道をすると、この先。1.5キロも迂回して歩かなければならない。
この橋。問題なく渡れると教えて貰いました。
それで、橋を渡ることとしました。



細い橋を渡っています。
歩行者か自転車しか渡れない橋です。
シッカリした橋で問題なく渡れると思いました。
男性に教えて貰わなかったら遠回りしていたでしょう。

親切に感謝です。



橋を渡って堤防を歩いて来ました。
振返ると三栖閘門のゲートの主塔が見えます。
南側と北側の校門のゲート。
パナマ運河のように水位を調節して舟を通過させる。
閘門の構造が良く分かります。




(11:44)
前方は洛南道路と第二京阪道路でダブルの橋となっています。




こちらは国道1号線の宇治川大橋です。
この橋の下は歩いて通ることが出来なくなっています。
この先は、堤防から京都方面へ降りて行き、そこで道路を横断して戻ってくる。
逆U字形に歩くルートとなっています。
それで遠くまで行くのを避けて橋の下を川側へ下って歩きます。
通行する人が多いのでしょう。
道が出来ていました。
前方の男性。ゴミ拾いに来ていた人です。
もう一人の人も作業していました。




(11:55)
宇治川大橋を越えた処からの眺めです。
とうとうと流れる宇治川。
川の形状が変わってしまっていると思いますが、かつてこの川を舟が往来したのでしよう。
下って行くのは流れに任せればいいが、上って来る時は帆掛け船みたいにしていたのだろうか。
想像が膨らみます。



宇治川へ流れ落ちる川が有りました。
エサとなるものが流れ落ちるから魚が集まるのか。

その魚を狙って鳥が集まってくるのでしょう。
男性は竿を持っていて魚を釣っていました。




(12:01)
京阪本線の横を歩きます。



(12:07)
長い堤防道路。
横を京阪の電車が走って行きます。
この先、堤防から降りて京阪の踏切を渡ります。
2キロほどの堤防歩きでした。35分程の時間をかけて歩きました。



(12:15)
長い宇治川堤防を歩いて来ました。
そして堤防から降りてきて京阪電車の踏切を渡りました。
トイレを探したのです。
この先。
横大路総合運動公園が有ります。
行って見ます。



横大路総合運動公園の中に設置して有った野球場の配置図です。
野球場の位置は示しているが、トイレは書かれていない。
運動公園に入って行く時、反対側から来た男性にトイレの場所を聞いたりしました。
また、お昼の時間で車中で休憩していた人にも声を掛けました。
野球場Dの方にトイレが有るようでした。
そちらへ向かって歩いて行きました。
行く途中、先ほど車中で休憩していた奥さん。わざわざ言いにが来てくれて、トイレの方向を教えてくれました。
親切に感謝です。



横大路総合運動公園から戻ってきました。
街道歩きを再開するタイミングです。
民家の前に白いスミレが咲いていました。アスファルトとコンクリートの隙間から出て来たスミレ。

ド根性スミレです。



(12:52)
京都競馬場が見えてきました。



戊辰役東軍戦死者歿埋骨地の碑が立っています。
西軍が薩長で東軍は会津藩や桑名藩です。



淀駅に来ました。



(13:10)
淀駅の駅前に設置して有った「淀の水車」の碑です。



淀池上町を歩いています。
この先が京街道で、本来の街道から外れていました。




伏見区淀新町を歩いています。



伏見区淀新町を歩いていて、地図を見て歩いて行く方向を確認していました。
通りがかった男性が進む方向を教えてくれました。

年寄り二人が地図を見て、進む方角を探していました。
通り掛かりの男性がアドバイスをしてくれました。親切が有り難かったです。



(13:35)
淀の河津桜と言う表示が有る場所です。
下を淀水路が流れていて、この場所は土手の上のようになっています。
下に孫橋と言う橋があるようです。
それに咲いているのは河津桜でなくソメイヨシノです。



上の場所から見下ろした川です。
地図には淀水路となっていました。




伏見区淀美豆を歩いています。



(14:01)
街道から外れて宇治川の堤防に上がってみます。



宇治川の堤防です。
前をお二人が歩いています。
堤防を歩くのは私たちだけではなかった。



あのタワーに向って歩いて行きます。



(14:06)
堤防を歩くカミさん。
前方に橋が見えるが渋滞しています。



淀川御幸橋を渡ります。
渋滞しています。

歩いたほうが早いくらいです。



タワーを見上げました。
後でアソコに行きます。



(14:20)
タワーの下の建物です。
遠くから見えた時は道の駅かなと思いましたが、さくらであい館と言う建物でした。




背割提さくらまつりのチラシです。
3月25日から4月9日祭り期間となっています。
さくらマルシェ、さくらであいクルーズなどの楽しみ方が有ります。それに時間が9時から17時となっており夜桜は楽しめません。



これからタワーに上がります。



タワーに上がってみました。



東の方角です。
京阪の普通電車が南へ走って行きました。
小さく見える電車。ジオラマを見ているような感じです。






こちらは南の方角です。
混雑する木津川御幸橋です。
前方の山が石清水八幡宮の有る山です。
石清水八幡宮参道ケーブルの斜めの鉄橋が見えます。



西の方角です。
背割堤防のサクラ。満開状態です。
右の川が宇治川で左の川は木津川です。



(14:48)
下に降りてきました。
入るのに運営協力金として100円払わなければなりませんでした。
ここに長く留まる事が無いので入場するのを控えました。




これから渡って行く木津川御幸橋です。



木津川御幸橋の上から背割堤防を望みました。




木津川御幸橋の上を歩きます。
多くの人で混雑しています。



木津川御幸橋からの眺めです。
続く背割堤防です。
堤防上のサクラ。



(15:03)
京阪本線の石清水八幡宮駅に来ました。
前方はケーブル八幡宮口駅です。



石清水八幡宮参道ケーブルのケーブルカーです。
車両は「あかね」と「こがね」でこの車両はあかねです。
正時と15分.30分.45分の発車となっています。



ケーブルカーが発車しました。



石清水八幡宮参道ケーブルの斜めの鉄橋です。



ケーブルカーの車窓からの眺めです。



ケーブル八幡宮山上駅に着きました。
駅の直ぐ前に有ったのが石清水八幡宮案内絵図です。
東西の総門。そして南北の総門が有り中心に御本社が有ります。
ケーブルカーに乗って楽に上がってきましたが、左側に石段の表参道が描かれています。



御本社へ向かって行きます。



(15:32)
南総門です。
修理中と表示しています。



御本社です。



石清水八幡宮で周りを信長塀で張り巡らしてありました。
信長塀を名古屋の熱田神宮でも見た事が有ります。
そちらの長さより、こちらの長さの方が長いのではないかと思いました。
ここは山の上です。下から瓦を運び上げるのは大変だったのではなかろうか。



ケーブル八幡宮山上駅へ戻ってきました。



下山する時も「あかね」です。

石清水八幡参道ケーブルに乗ることが出来ました。
各地でケーブルカーに乗った記憶では、古くは立山ケーブルで乗りました。そして近い時期では天橋立でケーブルカーに乗った事が有ります。
乗った回数がこの程度なのです。
今回、登って行く時にケーブルカーが鉄橋の上を通過して行きました。
線路の路盤に鉄橋が有るのは、全国でここだけではなかろうか。
興味津々で眺めていた車窓風景。
珍しいシーンを目に出来ました。



(16:06)
石清水八幡宮駅に戻ってきました。
この先、16時14分の準急 出町柳行きに乗り、東福寺に向います。



石清水八幡宮駅から乗ってきてJR東福寺駅で乗換えます。
16時49分発の京都行。
一駅間だけの乗車です。



17時01分発の敦賀行き新快速です。





歩行数

街道歩きのスタート前とゴールしてからです。
石清水八幡宮駅に着いてからの歩数です。
2万4千歩余りを歩きました。

新時代

岐阜駅に有る新時代に入ります。



まずは生ビールで。



上は味噌の串カツ。そして伝串です。
下は激辛マーボ豆腐で、ラーメンです。


最後に
丹波橋駅から石清水八幡宮駅までの長い距離を歩きました。
特に、有難いと思ったのが人からの親切です。三栖閘門を出て宇治川堤防に上がった後に細い橋を渡った時です。橋が通行止めになっていましたが、橋の下に居た男性から大丈夫だと聞いて渡ることが出来ました。
横大路総合運動公園ではトイレの場所を探しました。先にお尋ねした女性が追いかけてきて、トイレの場所を教えてくれました。
淀駅を過ぎた処では、私たちが地図を広げて向かう道を確認していましたら、通りがかった男性が向かう方向を教えてくれました。
3人に助けられました。旅先の親切。有り難いと思いました。
背割堤防のサクラを愛でることが出来ました。東海地方で背割堤防と言うと木曽三川の背割堤防です。関西にも背割堤防が有りました。桜の時期を狙ったのではないですが、桜を見ることが出来て良かったです。この背割提のサクラ。関西では指折りのサクラの名所の1つではなかろうか。背割提のサクラの知識が無く訪れましたが、この場所を知ることが出来て良かったです。