テルマエ展でお風呂のことを。 | アトリエROMAN

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カリグラフィーを中心にアート、ハンドクラフトの愉しみを綴ります。

パナソニック汐留美術館で開催中の「テルマエ展」に行ってきました。

 

古代ローマに関心を持ってから、関連する展覧会には積極的に足を運ぶようにしています。

 

 

 

 

ここ数年の間に東京都で開催された企画展は「ポンペイ展」(2022年)。

ヴェスヴイオ火山の噴火で消滅したイタリア南部の都市、ポンペイで発掘された遺物を展示。

 

次は「永遠の都ローマ展」(2023年)

カピトリーノ美術館の所蔵品を中心に展示。

 

そして今回の「テルマエ展」はお風呂でつながる古代ローマと日本がテーマです。

 

 

ヴィーナス (ナポリ国立考古学博物館蔵)

 

会場にはナポリ国立考古学博物館所蔵の絵画、彫刻や考古資料など。

また国立西洋美術館橋本コレクションのほか日本国内の美術館で所蔵している品も多く展示されていました。

 

 

日本のお風呂に関しては、入浴の習慣が定着した江戸時代を浮世絵等で知ることができました。

 

もう少し身近に感じたものでは、今でも漢方薬で有名な企業に由来していること。

下矢印

 

「中将湯温泉」看板

 

明治30年に発売された津村順天堂の入浴剤「中将湯」を使った銭湯の看板。

日本初の入浴剤で大人気だったそうです。

 

 

さらに身近なものでは下矢印

 

ケロリンの桶

 

昭和38年から使われているそうです。

何となく覚えているような・・・。

 

女性の髪洗い用や、子供用、手前の黄色いものは東京型なのだそうです。

いろいろな桶があったのですね。

 

 

 

他にも花王石鹼など、懐かしく思うような入浴グッズが展示されていました。

 

 

 

 

 

テルマエ展に出かけたのは4月の中旬頃。

その後に地元の古本祭りに立ち寄ったら、古代ローマに関わる古書を見つけました。

 

 

 

 

 

2009年に国立西洋美術館で開催された「古代ローマ帝国の遺産」という企画展の図録。

綺麗な状態で売られていました。

最初の持ち主さんに感謝ビックリマーク

 

当時の日用品や女性の装身具など、細工が施されている品は拡大した写真が掲載されているので、とても鮮明でした。

 

 

また何かの巡り合わせで古代ローマに出会えたら良いなと思っています。

 

 

ナラン