東洋文庫と六義園 | アトリエROMAN

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カリグラフィーを中心にアート、ハンドクラフトの愉しみを綴ります。

文京区の駒込にある「東洋文庫」に行ってきました。

いつか訪れてみたいと思っていた場所です。

 

 

 

私が東洋文庫に興味を持った理由は、この場所を見たかったから。

下矢印

モリソン書庫

 

オーストリア人でジャーナリストのG.E.モリソンが収集した約2万4千冊の書籍。
 
ここに置かれていた椅子に座って観た景色。
私にとってパワースポット音譜

 

 

 

 

1917年に三菱第3代当主の岩崎久彌が一括購入して東洋文庫の目玉となったそうです。

 

 

ちょうど企画展が開催されていて写真撮影ができました。

展示されていた本の中から紹介します。

 

 

『伊達政宗遣欧使節記』

シピオーネ・アマーティ 1617年

インゴルシュタット(ドイツ)刊

 

 

 

『東方見聞録』

マルコ・ポーロ口述 

ルスティケッロ著 1485年 アントワープ刊

 

 

 

『サクラメンタ提要』

ルイス・セルケイラ編 1605年 長崎刊

 

 

 

『聖書』

ニュルンベルク刊 1686年

 

旧約聖書と新約聖書を一冊にまとめた聖書。

ドイツ語訳で絵入り。

 

 

 

訪れてから数日後にEテレで東洋文庫についての番組を再放送していたのですが、とても興味深い点に着目していました。

 

 

                     上矢印

本を展示する際に使うクレードルというV字形の台。

 

背表紙に負担がかからないように安全に開ける箇所を開いて、角度に合わせた台を用意しているそうです。

材料は中性紙またはウレタン。

 

学芸員さんによる手作りで、貴重な本をこの先何百年も残すための配慮でした。

作っている様子が放送されていて、カルトナージュの製図に似ていました。

 

 

 

 

 

建物の中にはライトアップされた通路がありました。

 

 

 

 

綺麗だったのでガラスの上に立ち止まってみました。

ヒビが入りませんようにビックリマークと思いながら。

…無事でした。

 

東洋文庫を出た後は近くの六義園へ。

 

 

 

 

つつじが咲く季節。

外国人観光客も多く、賑わっていました。

 

 

 

 

今年は満開の桜を観なかったのですが、日本庭園をゆっくり歩いてリフレッシュできました。

 

 

 

 

ナラン