北欧の自然と日本の風景 | アトリエROMAN

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カリグラフィーを中心にアート、ハンドクラフトの愉しみを綴ります。

桜が満開の頃、SOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘」に行ってきました。

 

 

 

 

北欧にはデザイン性の高い手工芸が多いようですが、この企画展の見どころは「北欧の絵画にフォーカスした本格的な展覧会」ということでした。

 

 

 

 

 

展示されている絵画はスゥエーデン、ノルウェー、フィンランドの国立美術館所蔵の作品です。

 

 

 

 

北欧の大自然や冬の冷たい空気が伝わってくる絵画の他に、特に注目して観たのは挿画でした。

 

 

装飾芸術で名を残したノルウェーのガーラム・ムンテの作品。

 

 

主人公オースムンがトロルを倒し、姫を救出する物語。

 

 

 

何と書いているのか分からないけれど、絵のイメージに合う書体ですね。

 

 

 

 

「山の中の神隠し」

 

『リティ・シャシュティ』という中世から伝わるノルウェーのバラッド。

少女シャシュティという意味だそうです。

 

 

画面の隅々まで装飾的な描き方で華やかです。

 

 

 

 

「北欧の神秘」は6月9日まで開催されています。

 

 

 

その数日後には日本の風景を楽しめる展覧会に行きました。

 

 

こちらは八王子市夢美術館で開催中で、大正から昭和にかけて活躍した木版画家・川瀬巴水の展覧会です。

以前にSOMPO美術館で開催されていましたが行きそびれてしまいました。

 

 

川瀬巴水は「旅情詩人」とも呼ばれていたそうです。

日本の四季折々の風景の、特に雪や雨の表現が素晴らしく、川瀬巴水が見た情緒あふれる風景を一瞬で受け取ることができました。

 

 

記憶に残しておきたい風景が多かったので図録と栞を。

 

 

 

 

そして雪が積もる日本庭園を歩くサンタクロースが印象的だったので、ポストカードも購入しました。

 

 

すっきりスマートなサンタクロースですね。

 

川瀬巴水展は6月2日まで開催されています。

 

 

 

新緑が綺麗で外を歩くことが気持ちよい季節になりました。

今の景色を楽しみつつ、注目しているものを見に出かけたいと思っています。

 

 

 

ナラン