「比例・反比例・一次関数・二次関数」のうち、比例及び反比例の分野の続きです。
一定の規則性で伴って変わる2つの値も、「関数」と解釈することができるのです!!
そしてそれが、「比例」や「反比例」と同じ規則性を持つような場合もあるのです。
本題ではその具体例をご紹介致しますね。


比例か、反比例か、それともそれ以外の関数かを調べる為には、
明らかな場合は「明らかに」と言ってしまっても大丈夫でしょうけど、
xとyがどんな関係を持つのかはっきりしない場合もありますね。
そんなときは、xの値を適当にいくつか決めてみて、xの変化に伴ってyがどのように変化するかを検証してみましょう!!
xを2倍したとき、必ずyもそれに伴って2倍になる ⇒比例なので、仮の式y=ax
xを2倍したとき、必ずyはそれに伴って1/2倍になる ⇒反比例なので、仮の式y=a/x
この後、(x,y)の組み合わせに関するヒント1つだけで、式が特定できるのです!!
xとyにこの規則性がない場合は、比例でも反比例でもありません。
一次関数・二次関数など、他の可能性(具体的には追って解説をアップロード致します。)を試してみましょう。
「比例の関係をなす具体例」と「反比例の関係をなす具体例」を、
思いつく限り列挙致しますので、実際に試してみた上で、お役立てください!!
【比例の関係】
・一定の速さで走っている人の時間(x)と道のり(y)
・1個あたりの値段が決まっている商品の個数(x)と代金(y)
・1辺の長さが決まっている長方形の縦の長さ(x)と面積(y)
・直方体の容器に毎分決まった量だけ水を入れる時間(x)と水のかさ(y)
・密度(体積1立方センチメートルあたりの重さ)が決まっている物質の体積(x)と質量(y)
【反対比例の関係】
・決まった道のりを走った人の速さ(x)とかかる時間(y)
・面積が決まっている長方形の縦の長さ(x)と横の長さ(y)
・直方体の容器に毎分決まった量だけ水を入れる時間(x)と水のかさ(y)
・質量が決まっている物質の体積(x)と密度(y)
最後に!!
具体例を列挙しましたが、これを「丸暗記」をしないようにお気をつけくださいね!!
実際に、xやyにいろいろな数値を代入したり、式を立ててみたりして、
「確かに間違いない」ということを実感してから、覚えていきましょう!!